しーさるの鉄日記

花咲線と釧網本線


北海道旅行2日目。

大通バスセンターから乗ったバスは時間通りに厚床駅前に到着した。厚床は山側に駅舎のある片面ホーム、駅舎と逆側に島式ホームがあるものの、構内踏切に降りる階段は封鎖され、渡ることはできない。以前は島式込みの2面3線で標津線が乗り入れていた。今はバスがその代わりを果たし、駅舎の中にはバスの時刻表がある。駅周辺には、国道沿いに郵便局とコンビニがある。

厚床から釧路行に乗って、浜中で折り返す。浜中は海側に駅舎とホームのある構造、浜中町はルパン三世の作者、モンキーパンチの出身地なので、駅舎の中にルパン一味のパネルがある。ルパンの資料館へは、駅前から霧多布方面へのバスに乗る必要があるが、平日3本しか運転されない。

浜中で折り返して、一気に東根室へ。東根室は言わずと知れた日本最東端の駅、カーブ上にある海側片面で、外へは階段で降りる形となる。西大山同様、本数の少ない列車で訪れる人は少なく、クルマで訪れる観光客の方が多い。

東根室から光が丘分岐点バス停まで10数分歩いて、納沙布岬へ。納沙布岬を1時間近く観光した後、根室駅へ戻った。

根室は海側片面の棒線構造、その線路の横に機回し線、さらに横に横取線がある。駅前は蟹の店などお土産やが並んでおり、右手には納沙布岬などへ向かうバスターミナル、納沙布岬行のバスは列車に合わせ発着する。

根室駅に入ると、11時03分発の快速ノサップの改札を待つ人が30人ぐらい、最終的な乗客数は50人ぐらいになった。自分は窓寄りじゃないけどクロスシートを確保、ルパン編成で簡易リクライニングもできる。立ち客は数人ぐらいしかいなかったが、これがバス転換となると立ち客も移動時間も増えることになるだろう。シーズンだから、1本だけでいつもの1日ぐらいの人を輸送してしまう。

茶内では交換待ちの6分の間に駅降り、茶内は相対式で山側に駅舎のある構造、構内踏切が下りホームの真ん中と上りホームの釧路寄りを結んでいる。国道は厚床より離れているところにあり、コンビニもその辺にある。ここも浜中町なのでルパン一味のパネルがある。

快速ノサップは茶内まで乗降が少なかったが、厚岸で20人ほど乗り込み、立ち客も結構出てきた。ノンストップでバスより速いからな。

釧路からは釧路湿原ノロッコ号、窓口で指定券を買うのが億劫だったので、普通のセミクロスの自由席客車での移動となった。普通のセミクロスだが、乗降ドアは釧路寄りの1箇所だけだ。自由席をつなげているので、釧路から塘路間では一般列車の一部として純増となる。また、検札もされ、記念乗車証ももらえる。

ノロッコという列車名だが、20キロ程度でゆっくり走行するのはビュースポットだけ、それ以外は60キロ以上出す。

釧路湿原は網走に向かって右側にホームのある構造、ホームは狭く2メートルほどしかない。ホームに併設して、ロッジ風の木造の待合室、中に入ると木とは違ういい香りがする。ホームからは展望台に上がることができ、湿原を一望できる。
隣の細岡駅まで30分以上の駅歩き、細岡は網走方面に向かって左側にホームのある構造、カヌーの基地が近いようで、ここで降りる観光客も多い。
細岡駅から列車に乗ろうとしたらデッキまでぎゅうぎゅう詰めの状態、次の列車は2時間も後なので何とか乗った。この状態がいつまで続くのかと次の塘路駅に到着、そしたらホームに待つ人の姿を見てデッキに漂う絶望感、とりあえず降りる人のためにホームに降りたら、降りる人の胸についている旅行会社のバッチ、それを見た途端、絶望感は安堵感に変わった。そう団体が乗っていたので、混んでいたのだ。案の定、塘路からボックスに座ることができた。
ローカル線1両分の着席定員の団体が乗り込むだけで、混雑はいつもの倍以上になるわけで。JR北海道も経営危機なら稼げるところで稼げばいいのだけどね。

塘路から2時間半かけて移動、知床半島の付け根を走るので車窓からは斜里岳を眺めることができた。しばらく走るとオホーツク海沿いを走るようになり、知床半島は背後になった。
塘路で60人いた乗客も、摩周と標茶で10数人ずつ下車、川湯温泉、知床斜里でも10人足らずが下車した。それに対して乗ってきた客は5~7人ぐらい。網走の方へ向かって漸減する感じだった。

釧網本線に乗ること3時間、17時16分に網走到着、9分接続の特急大雪で女満別へ向かった。女満別は旭川へ向かって左側に駅舎のある相対式、両ホームは網走寄りの構内踏切で結ばれている。駅舎は3階建て、図書館と共有しており、1階の一部が待合室になっている。時間潰しにうってつけだが、土日は18時で閉館する。駅舎側上りホームの旭川寄りにはピンク色の貨車、図書館の倉庫になっているのだろうか。駅周辺も整備されているが、空港方面などへのバスは乗り入れない。

その後は、柏陽から30分以上歩いて、北見駅近くのホテルへ。柏陽の詳細は次のブログで。

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