弘前駅では予約しておいたリゾートしらかみまで時間があったので、今年5月に駅が改修された川部駅まで往復することにした。弘前発8時04分の青森行に乗車、7分で川部に到着した。川部は旧駅舎の青森寄りに小さな駅舎を新設、5月から供用を開始した。旧駅舎のは封鎖されたものの、解体作業は始まってない。
川部発8時30分の弘前行で弘前着8時39分、5分ほどしたらリゾートしらかみの青池編成が入線してきた。スイッチバックして弘前を8時48分に発車する。シートは弘前から川部までが逆方向で、あとは順方向になる。利用率は2割程度、連休初日だけど首都圏からの新幹線の接続がないと、こんなものかと。2号室の個室も半分も埋まってなかった。無人売店は機械故障で使えない状況、車掌が販売するわけにもいかないし。
津軽三味線を聴きながら、去年7月に駅巡りした区間を飛ばしていく。天気はよく岩木山を眺めるとができた。
千畳敷到着10時15分、海側にホーム、東能代寄りにスロープ出口がある。ホームの幅は1mくらいと狭いが、ホーム有効長は、リゾートしらかみの4両分ある。上屋は時刻表付近だけで短い。周辺は千畳敷と飲食店が数件あった。
リゾートしらかみは15分の観光停車をするが、自分は降りてから観光するので、列車内で発車数分前まで待った。次の列車まで千畳敷を散策、独特の形の海岸はゴツゴツして歩きにくい。この先、飲食できる場所の近くを通らないので、千畳敷センターで早目の昼食、頼んだ海鮮丼は5本の茹でてない海老、イクラ、ホタテ、マグロの入った贅沢なものだった。
大戸瀬まで歩いたあと、駅巡りを開始した。括弧内の数字は鰺ケ沢からの駅数。
(5)大戸瀬 12時17分発ー(9)広戸 12時37分着13時00分発ー(6)風合瀬13時13分着(歩)(7)驫木 14時44分発ー(8)追良瀬 14時49分着15時22分発(3)北金ヶ沢15時53分着
北金ケ沢は、海側に駅舎のある相対式、互いが構内踏切の手前に止まる千鳥配置になっている。駅舎は2021年2月に建て替えられたコンパクトなものだが、待ち合わせはガラス戸になっている。周辺は民家が密集しており、飲食店もある。駅から歩いて8分のところには、日本一のイチョウの木があった。
大戸瀬は、山側に片面ホームのある構造、以前は相対式だったが海側の線路が撤去され、ホームも草で隠れた。待合室駅舎は2010年秋に建て替えられた番屋をイメージした瓦造りのもの、側面には先述のイチョウをイメージしたデザインがしてある。
風合瀬は、山側に片面ホームのある構造、出口は川部寄りに柵で仕切られている。待合室駅舎は出口と逆方向の東能代寄りにある。出口から坂道を上がると、駅と海を臨むことができる。
驫木は、山側に片面ホームのある構造、ほぼ東能代寄りには木造駅舎がある。駅舎の中には伝言板があり、観光客のメッセージが残されていた。川部寄りには、低い柱が2本あり、日時計や地図が描かれていた。
木造駅舎のバックに一面の海が広がる光景は観光客に人気があり、自分が訪れた時はツアーバスの団体客を含め数十人が集まった。但し、列車に乗ったのは自分一人だけだった。駅舎の前のホームのスペースは狭く、列車が入線するときは警笛を鳴らされる。
追良瀬は、曲線上にあり山側に片面ホームのある構造、以前は島式だったが、山側の線路が撤去されて片面となった。ホームのブロックから比較的新しい時期に使われなくなったと思われる。東能代寄りの駅舎は1974年に建てられたコンクリート造りのものだ。以前は事務室が入っていたようだが、今は封鎖されている。国道から離れているため、静かな集落になっている。津波の緊急避難用に急勾配の階段が国道へと延びている。
広戸は山側に片面ホームのある構造、待合室駅舎は東能代寄りにある。歩道なしの国道との狭い空間にあるため、待合室駅舎から出る時は車に気をつけなければならない。
鰺ケ沢発17時18分のリゾートしらかみに乗車、日本海の夕陽を見ながら、2時間半かけてホテルのある能代へ向かった。深浦時点での乗客は10人以下で、自分の乗った車両は鰺ケ沢から能代まで貸切だった。
最新の画像もっと見る
最近の「駅降り行動」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事