京阪の2021年9月25日ダイヤ改正、まず京阪線の平日朝時間帯を始発駅ごとに追いかけてみる。
出町柳発
5時34分の急行は快速急行に格上げ、京橋着を5分繰上げる。
6時台は05分の通勤準急と14分の急行を廃止する。それに伴い5時58分の普通は59分の準急に変更する。6時14分の急行の代わりに、淀発6時39分の急行を設定する。つまり、出町柳~淀間で区間廃止となった形だ。なお、三条発5時52分の普通も準急に変更する。
7時台は02分の通勤快急は、出町柳~樟葉間で区間短縮して、08分の特急を03分に繰り上げる。次に13通快 20特急 25通快となっていたのを12特急 19通快 25特急と入れ替える。さらに36分の通勤快急を出町柳~樟葉間で区間短縮して、31分の特急を34分に繰り下げる。このことで4本あった通勤快急は1本だけとなる。特急と通勤快急の停車駅差は、香里園、寝屋川市だけだから、この2駅では停車本数が減ることになる。この2駅から京橋へは通勤準急に乗っても、萱島に停車するだけということになる。
なお、7時40分発のライナーについては、三条から丹波橋まで2分、中書島で3分、樟葉から先で6分繰り下げる。丹波橋発は7時55分発が58分になったため、大久保から来る53分着の近鉄京都線急行から乗り換えられるようになった。
8時台は大きな変更はないが、準急の半数が普通に格下げとなる。
樟葉発
5時台は44分発の区間急行を廃止に、52分発の準急を枚方市始発に短縮変更する。6時台は25分発の準急と58分発の通勤準急を廃止する。25分は28分の始発があるし、58分は02分、05分の始発がある。
7時06分の区間急行は05分の通勤準急に格上げ、萱島から京橋までノンストップとなり、京橋着を8分繰上げる。31分の通勤快急は38分に繰下げ、始発列車となる。8時07分の通勤快急は7時59分に繰上げ、始発に変更する。59分に始発の通勤快急が設定されるためか、57分の始発の通勤準急は廃止となる。
8時台は28分と40分の快速急行を廃止とする。特急の後追いで利用率が悪かったのだろう。21分の普通は26分の準急に繰り下げて格上げ、特急の後の発車とする。31分の普通も準急に格上げする。
枚方市発
5時台は41分発の普通を廃止にする。また、樟葉発で記述した通り51分の区間急行を廃止して、58分の始発準急を設定する。6時57分の樟葉発通勤準急だったのを枚方市始発区間急行に変更、次の7時02分の枚方市始発通勤準急は運転を取り止める。
7時台は、樟葉で記述した通り、09分の通勤準急を廃止に、18分の区間急行を17分の通勤準急とする。また、52分の始発通勤準急を廃止し、57分の通勤準急(出町柳発6時48分)を始発とする。出町柳発6時48分の通勤準急は7時51分発となる。
8時台は22分の始発準急と、36分の準急を増発、その代わりに普通2本がなくなる。また、樟葉で記述した通り快速急行2本が廃止となる。
萱島発
5時台は32分の始発普通を廃止し、39分の始発普通を3分繰上げる。6時台は先述した04分の樟葉発区間急行だけでなく、53分の始発区間急行を廃止する。
7時台は04、21分の始発区間急行を廃止、代わりに12分の枚方市発区間急行を設定する。また、42分の始発区間急行を廃止、32分を始発に変更する。この32分の始発は守口市から先も緩行線を走行するものの、8分前に萱島を出た始発普通とは京橋では3分差となる。また、8分後の準急は2分早く京橋に到着する。49分発(改正前は50分発)が守口市から先で緩行線を走行するのは改正前と変わらない。
8時台は通勤準急が05 10 12 21 24 29となっていたのを、10分発廃止で、02 07 14 23 28として数分間隔の続行をなくす。また、22分の始発普通もなくす。
交野線は私市発6時02分と7時57分を廃止するものの、6時21分から7時53分までは3分以上の時刻変更はない。宇治線は、京阪宇治発6時16分と7時08分、55分を廃止、7時台6~9分間隔だったのを8~10分間隔とする。
土休日では、出町柳発7時台の特急を1本削減、8時台から特急の1/3を快急に格下げ、普通を毎時1本削減している。特急の快速急行への格下げの影響で7時台から8時台へかけて樟葉始発急行3本が廃止となる。また、淀発7時17分の準急が新設になる一方、枚方市8時台の始発準急2本普通2本が廃止に、19本あったのが15本となる。
萱島発7時台は準急が15、24、51しかなかったのが18、33、45、54、58と増やす。寝屋川市方面から来る普通が5本あったのを2本に減らすから、格上げという形だ。萱島始発普通を1本から2本に増やすが、普通列車全体としては6本から4本に減らす。7時50分台に準急が増えるためか、8時03分の萱島始発区間急行は7時19分となる。増発した準急のうち1本は樟葉始発急行からの格下げだ。つまり、特急、急行の組み合わせが、快急、準急の組み合わせに格下げした形となる。