JR東日本（埼玉）、ニューシャトル2022ダイヤ改正

JR東日本とニューシャトルの2022年ダイヤ改正、埼玉県の改正概要は以下の通り

●平日朝ラッシュ時間帯の京浜東北線において、平日朝の大宮発１本、南浦和発２本を廃止する。また夕方以降の大宮行１本を南浦和行に変更する。

●埼京線平日朝下りの通勤快速５本を快速に格下げする。

●ニューシャトルにおいて11～14時台、平日の21時20分以降、土日の19時50分から22時05分まで15分間隔に変更する。また、平日夕方３往復を丸山発着に短縮変更する。

京浜東北線南行は、まず東十条発6時10分の大船行を東神奈川までの運転区間を廃止する。田端において6時13分から22分までのタイムラグが発生するが、14分発と20分発の山手線がそのフォローをする。
ラッシュピーク時は、南浦和発7時44分、8時18分、大宮発7時55分（南浦和発8時07分）の運転を取り止める。このことで、南浦和発7時33分から8時35分まで24本あったのが　21本に減ることになり、2分40秒だった平均運転間隔は3分05秒となる。完璧な３分ヘッドにした方がわかりやすいけど、２分間隔も４分間隔もある。

大宮発7時55分の廃止で、7時44分以降は、44 47 52 55 00 03 09となっていたのが45 49 53 58 03 08となる。３分間隔はなくなり、４～５分間隔になる。南浦和始発も7時台は35分の次は52分に、8時台も02 09 18 24 35となっていたのが、04 13 23 35となり、24分の前の６分空きが23分の前の10分空きとなる。なお、高崎線は大宮発7時10分の品川行を、宇都宮線は大宮発7時38分、7時50分、8時37分の上野行の運転を取り止める。

夜間の京浜東北線は、東京発23時29分の大宮行（桜木町始発）を南浦和行に短縮変更する。このことで、南浦和から先へ行くには、東京駅において、23時23分から23時34分まで開くことになる。ただし、それは京浜東北線だけを使った場合の話で、東京発23時32分の始発の小金井行に乗れば、浦和で京浜東北線の大宮行に５分で接続する。

埼京線では通勤快速５本を快速に格下げする。対象となるのは改正前で新宿発6時20分、6時50分、7時19分、7時51分、8時28分で、改正後は6時14分発、6時42分発、7時14分発、7時42分発、8時20分発と５～９分繰上げる。
6時32分発、7時04分発、7時34分発、8時10分発、8時46分発は通勤快速として残り、約30分の間隔となる。通勤快速は快速に格下げとなったあとも、川越線内のスジを変更しない。つまり、時間を繰り下げた分、新宿から川越線方面へのの所要時間が増えたことになる。９分繰上げた列車は赤羽などで時間調整している分、所要時間増となっている。

新宿発6時14分、7時14分は、戸田公園で追い抜いていた普通と順序を入れ替える形になるが、それ以外の３本は２本前の普通と順序を入れ替える。このことで、普通は４～６分繰り下げるが、８時20分発は２分繰下げとなる。

戸田公園で通勤快速に追い抜かれていた普通は、待避がなくなった分、数分の時間短縮となる。通勤快速が快速に格下げになることで、普通列車の武蔵浦和～大宮間での減便はない。つまり、中浦和、南与野、与野本町、北与野の停車本数、対赤羽以南の有効本数は純増になる。このことでこれら４駅で10分以上待たされるケースは半減する。また、通勤快速は戸田公園で普通を追い抜いたため、武蔵浦和で通勤快速を降りても普通が来るまで３～４分待たされていたが、これについても乗り換え不要となり、解消される。

埼京線開業時は、新宿から大宮まで最短の所要時間となっていた通勤快速だが、湘南新宿ラインがほぼ同じ所要時間で結ぶようになってからは、大宮駅の地下ホームから発着する分不利になった。ただ、川越線との需要もあるので、湘南新宿ライン開通後もあまり変わらなかった。でも、需要はあるのは都心への通勤で、逆方向は栄高校の通学くらいで需要が低いのだろう。赤羽駅を毎日使っているけど、大半が戸田公園以南の近距離客で、後続の通勤快速を待つ客は少ない。

データイムにおいて、大宮発新宿方面は、00、10...となっていたのを時刻表上１分繰上げの09、19とする。30秒ほどの繰上げなので、一部駅は時刻を変更していない。指扇発16時47分発の普通新宿行は指扇発16時44分発に繰り上げる。このことで、戸田公園での通勤快速待避がなくなり、戸田公園以北から以南への所要時間は短縮される。その一方、通勤快速通過駅では11分ほど開き、後続列車は帰宅客で混雑することになる。17時台の赤羽発新宿方面は、改正前は16 通25 31 36となっていたが、改正後は16 22 通27 35となる。

その他に、新宿発6時03分の武蔵浦和行は大宮行に延長して、池袋発6時13分の大宮行は武蔵浦和行に変更する。新宿発6時20分の通勤快速が快速に格下げされて、武蔵浦和から先各駅停車になったことが影響している。6時台後半の与野本町発大宮方面を見ると、30 42 53だったのが、30 37 44快 54に変わっている。

ニューシャトルは平日データイムと終日夜間において、毎時４本の15分間隔の時間帯を拡大する。改正前は大宮発で13時00分から14時30分、22時20分から24時05分まで15分間隔だったが、改正後は11時00分から15時00分、21時20分から24時05分まで15分間隔となる。データイムは２時間半、夜間は１時間拡大したから、７往復減便したことになる。

夕ラッシュ時については、まず大宮発18時05分の内宿行の運転を取り止める。次に、18時25分、19時05分の内宿行を丸山行に短縮変更する。さらに、19時45分の丸山行を新設して、19時25分の内宿行の運転を取り止める。このことで大宮～内宿間は完全に10分間隔に、丸山以南はそれに40分間隔の列車が加わるダイヤとなる。

上りは丸山発19時26分の大宮行を新設する。代わりに、丸山発17時46分の大宮行、内宿発18時55分の大宮行の運転を取り止める。内宿発18時35分の大宮行については丸山発18時46分に短縮変更する。このことで、丸山発17時46分、18時06分だった始発は、18時06分、18時46分、19時26分に変更する。