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しーさるの鉄日記

気仙沼線BRT駅巡り(清水浜~大谷まち)

志津川中央団地を出たBRTは300m近く進んで右折、通常なら400m進んで、左折で専用道へのアクセス道路に入るが、陸前港まで専用道が通行止めとなっているため、50m進んで、南三陸町役場・病院前から降りてきた交差点で国道45号線へ左折する。ここから陸前港の手前までの専用道は、6/24から7/15、つまり明後日まで工事で通行止になっている。そのため、この区間も一般道を走行する。専用道は後述のトンネルでショートカットするのに対し、一般道はカーブするので距離が長くなり、信号も数か所ある。そのため5分くらいのタイムロスが発生する。気仙沼行は本吉の3分停車を見直すことで遅延を回復するが、遅延した気仙沼行と陸前港で交換する柳津行はさらに遅れて、最大10分程度の遅れとなっていた。ただ、柳津で前谷地での列車への接続時間は20分程度だから10分遅れでも支障はない。JR東日本のアプリや、バス停のロケーションシステムでは4分までの遅れは通常通り、5~9分の遅れでは5分遅れとなっており、正式な遅延時間はわかなかった。今回通ることができなかった柳津から陸前港までの専用道区間は数年内にリベンジしたいところだ。震災後の女川駅にも行ってないし。

専用道は南三陸町役場・病院前のある高台を2136mの志津川トンネルで通過するが、国道はその横の山道を通過する。清水浜は交換可能、下りホームの柳津寄りに待合室、その奥にトイレがある。柳津寄りは国道を超えるコンクリート橋、気仙沼寄りは短いトンネルになっている。出口は待合室手前からは41段の階段で降りることに、駅前広場には鉄道時代の駅名標があった。一迂回バスは駅前広場ではなく、国道を挟んだ対面の空き地に乗り入れる。空き地はスペースがないので、バスは広場に乗れ入れた後、停車スペースまで調整する。そのため、乗降客がいる場合はそれなりのタイムロスが発生する。乗車人員は4人でかなり少ない方だから、ほとんどのバスは国道を通過するが、自分のように乗降客がいると通過するバスより遅くなる。通常ダイヤでは清水浜で交換するダイヤとなっているが、自分の乗ったバスは清水浜を出てから1分くらいですれ違っていた。

次の歌津までも、専用道は1,474 mの白山トンネルでショートカットするのに対し、国道は遠回りする。歌津は交換可能、上りホームの気仙沼寄りに出口、下りホームの気仙沼寄りに待合室と奥にトイレがある。出口は坂道に面しており、その途中に駐車場、降りた先に駅前広場がある。鉄道時代は駅前広場の辺りまでホームがあり、2005年に改築された駅舎があったが、震災でホームは無事だったものの駅舎は流失した。迂回BRTはその駅前広場に乗り入れる。駅前広場への坂道を途中で左折すると、復興商店街『ハマーレ歌津』、商店だけでなく銀行もある。そこからさらに上がると、小学校や中学校がある。周辺は民家が多く、乗車人員は33人と比較的多い。そのため、快速『南三陸』の停車駅だった。

歌津を出て、1,744mの歌津トンネルを通過すると、陸前港に到着する。陸前港は交換不可、下りホームの気仙沼寄りにトイレ、上りホームの気仙沼寄りに待合室、柳津寄りに出口と一般道へのアクセス道路がある。歌津から来る途中に国道沿いにコンビニがあったが、この辺の民家は少ない。但し、乗車人員は18人と次の2駅より多い。予定では15時58分着16時07分発になっていたが、一般道迂回で16時04分着16時09分発となった。遅れていた気仙沼行が蔵内での4分停車を利用して、6分遅れを2分遅れに回復したのだろう。津波は駅まで到達して、築堤は残ったもののホームはほとんど流された。陸前港を出ると、南三陸町から気仙沼市に入る。

蔵内は交換可能、上りホームの背後に気仙沼寄りから待合室、トイレ、そして出口と並んでいる。出口は20段の階段出口、それを降りたところが津波到達点となっている。つまり津波による被害はほとんどない。近くの民家は少なく、乗車人員は6人だ。

陸前小泉は、交換可能、気仙沼寄りに横断帯と出口、下りホームはそれを挟んで、待合室、その奥にトイレがある。気仙沼寄りでは国道がオーバーパスしている。築堤の上にあるため、出口は33段の階段出口で、降りたところに未舗装の駅前広場がある。ここも乗車人員は8人と少ない。

本吉は交換可能。柳津寄りに横断帯ある。下りホームの裏側に駅舎があり、横断帯とは上屋つき通路で結ばれている。上りホーム側にも出口がある。データイムを中心に気仙沼からのBRTの半数が本吉で折り返すが、列車と違って駅構内での折り返しはできないから、横断帯の横から一般道へ降りて、300m下のミヤコーバス津谷営業所までに回送して折り返す。駅舎は鉄道時代かた使われていたものをスリット状の木材で囲むことで改修、窓口は第2、第4日曜日の12時から18時まで営業する。駅舎は昔のものだが、トイレは他の駅のように改修されている。駅自体は町外れの高い場所にある。乗車人員は97人と志津川3駅の合計より多い。100人を少し超える大湊や磐梯町ぐらいだ。

この辺は津波の被害がなかったため、古い建物が残っている。志津川からの所要時間は鉄道時代は、普通26分、快速16分だったが、BRT化で39分となっている。

本吉を出るとしばらく専用道を走るが、三陸道の本吉津谷ICの辺りで一般道に降りる。一般道を1キロ走ると小金沢に到着する。小金沢は下り乗り場が柳津寄りの交互配置、上り乗り場の背後に待合室がある。本吉の街外れにあるためか乗車人員は10人と少ない。鉄道時代の駅は本吉駅方向へ450m歩いて、海側へ100m降りたところにある旅館さんりくの辺りにある。15分の折り返し時間だったから、そこまで行くことはできなかった。

大谷海岸は、道の駅大谷海岸に隣接して、上下別々に乗り場がある構造、道の駅の中にロケーションシステム付きの待合室がある。鉄道時代は400m気仙沼寄りの海側に駅があって、1995年に『はまなすステーション』を新駅舎として整備、翌年『はまなすステーション』は道の駅となった。『はまなすステーション』は津波で流されなかったものの、翌年には解体、ホーム跡だけが残った。2019年7月には防潮堤工事に伴い柳津寄りへ道の駅の仮店舗ごと移動、2021年3月に道の駅がリニューアルされて今の形となった。利用客数は27人と歌津に近いくらいだ。防潮堤の柳津寄り、はまなす海洋館の裏には線路跡が見えた。鉄道時代の駅跡付近を通ると専用道路に入る。

大谷まちは交換不可、2022年3月に開業した新駅である。この区間の専用道が供用開始となって3か月後に新設されたことになる。出口は柳津寄り、上屋は下りホームだけ整備されており、上りホームはない。また、待合室やトイレもない。周辺は民家が多いものの、利用客数は12人と少ない。だたし、2022年度よりは倍増している。

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