しーさるの鉄日記

JRグループ春改正概要(東海)


JR東海と愛知環状鉄道の改正概要は以下の通り。

●東京発643、2110と新大阪発616の『のぞみ』で285キロ運転を行ない、所要時間を3分短縮する。

●早朝の静岡発新大阪行『こだま』、浜松発東京行『こだま』、静岡発東京行『こだま』で、所要時間を1~2分短縮する。

●東京発浜松行最終『こだま』と静岡行最終『こだま』で、所要時間を4分短縮する。

●東京発11~15時台において、23分発臨時『のぞみ』で285キロ運転を行ない、所要時間を3分短縮する。但し20分発が設定されている場合は、短縮をしない。

●新大阪発2013の臨時『のぞみ』を増発する。

●指定席、グリーン席で、きっぷ券面に記載された座席を利用した場合の車内改札を取りやめる。


●『ひだ8号』を高山発から富山発に変更させることで、東京720の『かがやき』から接続させ、飛騨古川・高山方面へのアクセスを向上させる。その代わりに『ひだ18号』を高山始発に変更する。(再掲)

●大阪~長野間で運転している『しなの』1往復について、大阪~名古屋での運転を取りやめる。

●名古屋→関ヶ原で運転している『ホームライナー』2本について、大垣~関ヶ原での運転を取りやめる。

●東海道線平日下りにおいて、豊橋645発普通の安城での快速待避を刈谷での待避に変更、さらに岡崎発744の始発列車を新設する。これに伴い共和806の始発列車については設定を見直し、大府発802の始発快速を新設する。

●21時台以降の大垣~米原間普通列車3往復を、名古屋方面の快速と直通運転化させる。京都方面からの大垣発着列車を米原乗り換えに変更する。

●大府1610発の武豊行を5分繰上げ、名古屋から直通する区間快速に変更する。また、夕方の大府始発武豊行についても、大府発を5分繰上げ、新快速とホーム上接続させる。

●静岡行最終『こだま』の三島着繰上げに伴い、新たに富士から先の静岡行最終普通列車に接続する。なお、この普通列車は御殿場行最終、西富士宮行最終に接続し、東京発最終は27分繰り下がる。

●紀勢線・参宮線の全ての普通列車をキハ25・キハ75で置き換え、キハ40を全廃する。

●名松線の家城~伊勢奥津間での運転を6年半ぶりに再開する。

●愛知環状鉄道において、午前中に全線通し1往復、北野桝塚~高蔵寺間に1往復増発する。また、6時台に北野桝塚~新豊田間に1往復増発、岡崎2147の新豊田行を高蔵寺行にし、その折り返しの高蔵寺発北野桝塚行を増発する。
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去年の改正では、早朝深夜の『のぞみ』の他、毎時一本の福山停車『のぞみ』が東海道285キロ運転の対象になったが、今回の改正では、早朝深夜の『こだま』『のぞみ』以外は、データイムの臨時『のぞみ』5本だけが対象になった。N700の追加車両数を考えると、思ったほどではないような。

東京23分発の臨時『のぞみ』の時間短縮は、20分発との臨時同士の束を活かしたもの。束の中で3分短縮することで、『こだま』のスジ変更をなくしている。そのため20分発が設定されていると285キロ運転ができなくなる。冬臨では、20分が木金など平日(15時台のみ日曜)と年末年始、23分が年末年始のみ運転という感じだが、春臨では20分がGWのみ運転、23分が木金など平日とGWの運転となり、平日だけ285キロ運転となる。

5本の臨時『のぞみ』以外に、早朝深夜の『のぞみ』で時間短縮』を行なう。『のぞみ201号』は名古屋から先で2分短縮させるのだけど、『ひかり508号』の余裕時間を詰めるのだろうか。新大阪での『さくら549号』への接続時間は2分から5分に拡大、新下関までの利便性が向上する。九州は、後続の『のぞみ7号』からでも乗り継げるからな。

2110発の『のぞみ263号』は、2時間29分よりさらに3分短縮する。昼間の『のぞみ』に比べれば速いけど、後続2本は2時間22分運転だからな。三島まで先行する『こだま』や、掛川で追い抜く『こだま』のスジを見直して短縮させるのだろうか。時間短縮で新たに接続しそなのは、京都での新快速姫路行と急行近鉄奈良行ぐらいか。

285キロ『こだま』は『のぞみ』待避で影響のない分で時間短縮、浜松行は静岡→浜松で2分短縮の24分運転、静岡行は新横浜→三島で3分短縮の30分運転となる。小田原~三島での時間短縮は駅間距離的に難しいから、新横浜→小田原で2分以上短縮させるのだろうか。そう考えると、こだまをN700で統一したときが楽しみ。

大阪発着『しなの』は、金沢経由の方が利用率が良くなったせいか、大阪乗入を中止、JR西日本に乗り入れる特急は『ひだ』1往復だけになる。『しなの』は大阪~名古屋で新幹線に並行するけど、『ひだ』は大阪~米原でしか並行しないからな。岐阜県内から関西へのビジネスニーズもあるし。これで、大垣、草津を通過する定期列車は『サンライズ』だけになるのか。

東海道線の朝ラッシュピーク時には、大府始発の快速を新設。普通列車として増発しなかったのは、後続の快速から逃げ切るためなのだろうか。武豊線からの接続もないし、大府を2分前に発車する快速から乗り継いでも、座れるくらいの利用率なのだろうか。

キハ40はついに引退、キハ11も300番台4両が名松線で残るだけになると思われる。300番台は0番台などより10年後に作られたからな。名松線は、運転再開となっただけでなく、トイレ付きの車両が走るようになるのね。リリースの最後の名松線の時刻表を見ていると、思っていたより簡単に駅降りできそうだな。松阪~伊勢川口までは徒歩30分圏内に近鉄が走っているし。

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