今日は10年以内に改築した東武伊勢崎線系統の駅を中心に駅降りすることにした。
まず乗ったのは朝2番目の区間急行館林行、朝1番の区間急行南栗橋行では、タッチ差で北春日部始発の館林行に接続しないからだ。北千住から66分で川俣に到着する。川俣は羽生の次で、伊勢崎線では群馬県で一番南にある駅である。2016年に橋上化され、駅の東側にも出れるようになった。橋上化とともに、駅周辺も再開発され、東西ともにロータリーや駐車場が整備された。また、西口を降りたところには、明和町の情報発信をする待合室「メイちゃん家」が旧駅舎跡に整備された。群馬県内の駅で唯一「ふらっと両毛 東武フリーパス」を購入することができたので、ここで購入して群馬の駅降りに入った。
館林で伊勢崎行に乗り換え、足利市の2つ手前の福居で下車する。福居駅は先述の川俣駅橋上化の2ヶ月後、2016年3月末に旧駅舎の浅草寄りに改築された。新しい駅舎の入り口上にはレンガ工場などをイメージしたシンボルマーク、駅舎内は小さいながら八木節の紹介コーナーがあった。近くに八木節発祥の八木宿があるからだ。旧駅舎の出入口はホームに対して垂直だったが、新駅舎の出入口は伊勢崎方向に向いている。旧駅舎跡は車やタクシーが5台くらい停めれる駐車場になっていた。窓口営業は9時半~12時まで13時~16時15分、それ以外の時間帯は券売機も使えないので、乗車証明書を発行することになる。
太田を過ぎて、伊勢崎の2つ手前の剛志で下車する。剛志は2008年春に昔ながらの木造駅舎が取り壊され、トイレと小さい事務室の入った小さな駅舎が整備された。PASMOの簡易改札機はあるものの、券売機はないので、駅前の桜井商店で買うことになる。旧駅舎の跡地は小さなロータリーになっている。剛志で折返して太田で下車する。
太田駅は、高架化直後に寄ったが、高架下及び北口は工事中の部分があった。その後、高架下にFM局や観光案内所ができたが、人影はあまりない。高架化された頃は1~4番線ホームの伊勢崎寄りに7~10番線ホームがあったが、2017年改正でワンマン列車が太田スルーになったため使われなくなった。南口は再開発された感じがするが、昔からの商店などを追い出した北口は店もほとんどなく殺風景な感じがした。
太田からは、9時12分発の小泉線で竜舞へ。竜舞も2008年にトイレと小さい事務所の小さな駅舎に建て替えられた。駅舎までの通路は網目の防護柵に囲まれ、旧駅舎跡の雑草地に入れないようになっていた。
竜舞からは赤城行に乗車、阿左美で下車する。阿左美駅は今年3月に赤城寄りに300メートルほど移転された。自分ルールでは移転の場合、廃駅と新駅という認識となるから、訪れることにしている。県道に近づく所から、県道から離れる所に移動することで、県道と駅舎の間にロータリーが整備され、ボートレース桐生の送迎バスなどが楽に乗り入れられるようになった。駅入口付近以外の壁は、遺跡の黒曜石をイメージした黒いもの、ホームは改札や事務室より2メートルくらい高いところになるので、階段とスロープが整備されている。
阿左美駅からは国道50号線沿いに20分ほど歩いて、両毛線の岩宿駅へ向かった。岩宿駅には高崎支社のジョイフルトレイン「やまどり」が停車していた。両毛線に乗って高崎まで足を延ばす。高崎まで行ったのは上信電鉄の700形(元JR107系)に乗るため、3分というギリギリの乗り換えをした先に、運良く705編成が停車していた。705編成はコーラルレッドに濃紺帯で、今年2月にデビューしたばかりの最新編成だ。南高崎で折返し、来たのは701編成、アイボリーと緑のカラーリングで、去年3月一番最初に運用を開始した編成だ。高崎で20分後の列車を待つために、廃車となった203改造の『絲綢之間(シルクのま)』で時間を潰そうと思ったが、感染防止のために自販機スペース以外は立ち入り禁止になっていた。あんなにクーラーが効いているのに。
高崎発12時37分発の両毛線で西へ、桐生でわたらせ渓谷鉄道のトロッコを撮影して、佐野で降り立った。佐野からは再び東武の旅、駅で待つのも暑いので、堀米で折返して、田島へ向かった。田島の駅舎は2009年に撤去、旧駅舎はホームへの地下通路横にあるため、待合室とトイレとしての機能しかなかったが、撤去後に建てられた駅舎は事務室とトイレだけになった。他の駅に比較すると大きい。
田島で折返して多田へ。多田は2007年に旧駅舎の館林寄りにトイレと事務室の入った小さな駅舎が作られた。旧駅舎は解体され、跡地には何もない。多田からは6月4日から佐野線などでの運用を開始した11202編成、一時期は亀戸線、大師線だけでなく東上線の増結用にも運用された面白い経歴の編成だ。本線に戻って来た時にリニューアル工事を受けているので、ドア上にはLCDもある。
館林で乗り換えて、南羽生へ。南羽生駅は2016年のリニューアル工事で、バリアフリー対応となるだけでなく、駅舎が焦げ茶色に塗り替えられた。トイレもリニューアルされ、丸窓が特徴的なものになった。ここで川俣で購入した「ふらっと両毛 東武フリーパス」と川俣~南羽生までのきっぷを、窓口に出した。
加須、花崎、鷲宮は、リニューアルをしてないが、駅降りをした時に撮影した写真がすくないため、再度駅降りすることにした。
加須は下り側が島式の2面3線、朝夕は特急が停車する。下り列車の特急待避は9時台と20時台に1回ずつある。近くには学校があり、騎西方面からのバスも乗り入れるため利用者が多い。橋上駅舎の北口は「かぞマイン」に繋がっており、改札近くには100円ショップへのエスカレーターもある。その中の出口は最初は線路と垂直方向に降りているが、途中で線路と平行方向になる。南口は大きいバスロータリーが整備されているが、古くから栄えている北口よりは寂しい感じがする。
花崎は橋上駅舎の相対式、南口、北口ともに中規模のロータリーが整備されたベッドタウンらしい駅で、加須市のコミュニティバスが乗り入れる。近くには、花咲徳栄高校や平成国際大学があるため、学生の利用が多い。
鷲宮は下り側が島式の2面3線だったが、中線の線路は大半が撤去され、今では北側にホームの並ぶ2面2線となった。橋上駅舎の北口は駅前広場がなく、タクシーが2台停まれるだけのスペースだけがある。その浅草寄には東武ストアがあったが、今は撤退してる。その代わりに駅から数キロ離れたところにアリオ鷲宮がある。南口を出るとすぐに川を越える橋があり、それを渡ると中規模のロータリーがある。宇都宮線の東鷲宮が近いためか、加須、花崎よりは利用客が少ない。
鷲宮神社をお参りした後、久喜からはりょうもう利用、夜割が効いて、北千住までの料金は320円だった。
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