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しーさるの鉄日記

折尾駅とふたつ星4047

昨晩、大阪から乗った名門大洋フェリーは定刻通り、5時半に新門司港に着岸した。急いで送迎バスに乗り換え、早朝で交通量が少ないためか、予定より早い6時10分に小倉駅に到着した。

乗った列車も予定より早い小倉発6時18分の813系の普通だった。予定より早いので、工事が進んだ折尾駅を少し散策することした。このまま乗っていても、海老津で予定の快速に追い抜かれるし。折尾着6時44分、折尾駅は2年前に訪れた時は、1、2番線がまだ使われておらず、小倉~直方系統は短絡線のホームからの発着となっていた。新駅舎は完成していたが、駅前広場は仮囲いで仕切られ、工事中だった。短絡線を通っていた小倉~直方系統は去年1、2番線に移動した。このことで、2番線に到着した中間方面からの列車は3番線の博多方面の列車にホーム上接続を取るようになった。特に自分が折尾から乗った快速は、中間方面からの列車からすぐに接続をとっていた。鷹見口を経由していた頃に比べると、乗り換え時間はだいぶ短縮された。鹿児島本線の高架下には、先月29日にえきマチ1丁目折尾がオープン、マックスバリュやCanDoなどの商店、ケンタやミスドなどの飲食店の他、マツキヨなどが入居するようになった。

折尾発6時51分の快速は817系の3000番台、こんな硬い椅子のロングシートで鳥栖まで耐えなければならないのかと思って、車両運用サイトを検索、そしたら後ろ3両が813系とのことで迷わず移動した。最初から、後ろの方に乗っていたら車両運用サイトを調べる必要がなかったな。今度から長い時間乗る電車は前もって調べようかと。先述した通り海老津で普通を追い抜いた。そして古賀では『ソニック』に、南福岡では『かささぎ』に追い抜かれた。

折尾から約1時間半かかって、鳥栖着8時26分、時間があったのでネット予約しておいた特急券を券売機で発券した。鳥栖発8時48分の江北行に乗車、817系が停車していると思ったら、ロングシート更新の811系が停車していた。収容力があるため朝夕は811系運用となるが、長崎本線で走ると違和感がある。415系の置き換えなのだろうか。50分ほど乗車、佐賀をスルーして江北には9時36分に到着した。

江北から先は普通列車の本数が少なくなるので、武雄温泉までは780円課金して特急利用となる。江北発9時44分の787系『リレーかもめ』に乗車する。『リレーかもめ』は高橋駅手前で787系とすれ違った直後、速度を落とし徐行し始めた。すれ違ったばかりなのに?と思っていたら、今度は885系が通過していった。到着した武雄温泉駅のポスターによると、通常ダイヤだと武雄温泉発9時51分のみどり(リレーかもめ)14号のみの運転だが、最近になって土日などに9時49分発のリレーかもめ14号を増発、このことで長崎からの客と佐世保からの客を分離することになった。リレーかもめ14号は時刻を繰り上げているので、武雄温泉での新幹線からの接続時間を6分から4分に縮小、新鳥栖から先でみどり(リレーかもめ)14号と同時刻になる。佐世保からはみどり74号を運転、江北まではみどり(リレーかもめ)14号と同じスジが走るが、佐賀から二日市までは数分繰下げ、博多着は10時51分が10時56分へ5分繰下げとなる。他路線の接続への影響はソニックへの接続時間が4分と余裕がなくなるだけだ。

武雄温泉からは、先日デビュー1周年を迎えた『ふたつ星4047』に乗車した。885系のような白い車体で側面には金色の細い帯、前面は上部にある星のオブジェクトが印象的だ。『ふたつ星4047』に乗ることは初めてだが、車両そのものは『はやとの風』時代に何回か乗っている。そのため、真新しさはそれほど感じなかった。中間車は『いさぶろう・しんぺい』を改造した誰でも使えるフリースペース『ラウンジ40』、クッション付きのソファーや、有明海を臨める窓側を向いた木製チェアが置いてあった。ソファーは洒落た内装も相まってインスタ映えする感じだった。

武雄温泉を10時22分に出たふたつ星4047は70キロ以下でゆっくり走行、大町駅で数分停車して「みどり・ハウステンボス」と交換した。交換後は90キロを超える速度で江北へ向かった。江北着10時38分、8分停車して、進行方向を変える。ホームでは江北町がおもてなしをして、マルシェでは地元有明海の海苔などが買うことができた。江北からは長崎本線、肥前白石、肥前竜王、肥前鹿島と各駅に運転停車していく。これくらいの時間になると、ラウンジ40で車内販売を開始、4047弁当が団体や予約した客に配布される。今思えば、予約して買えばよかったと少し後悔している。この後、寄るスーパーがなかったら、確実に予約していたと思うけど。

11時06分、肥前浜着、この駅でもおもてなしでマルシェは開かれ、地元名産品をお土産として販売していた。丁度、海苔を切らしていたので味付け海苔を購入した。肥前浜駅は2018年に駅舎を建築時の姿に復元、観光案内を兼ねて乗車券の販売を行う簡易委託駅となった。待合室もきれいになり、ピアノも置かれるようになった。待合室と屋根で繋がっている別の建物には、2021年から日本酒バー『HAMA BAR』が入居、『ふたつ星4047』の停車中のマルシェで呑みくらべセットなどを販売する。この辺は様々な日本酒が造られる酒どころで、駅から歩いてすぐのところには酒蔵もある。つまり、肥前浜駅で日本酒を買えば、有明海を臨みながら、先述の4047弁当を肴に日本酒を味わうという贅沢が可能となる。西九州新幹線の開業に伴い、肥前浜駅から先は非電化となったため、肥前浜駅はデータイムを中心に電車と気動車の乗換駅となった。その乗り換えの合間に『HAMA BAR』で日本酒などを購入することが可能だ。

『ふたつ星4047』は11時23分に肥前浜を出発するが、自分は肥前浜で『ふたつ星4047』を降りて、11時27分のバスで肥前鹿島へ向かった。肥前浜での折り返しは12時17分の普通鳥栖行があるが、このバスに乗れば肥前鹿島始発の11時54分の特急『かささぎ』に乗り継ぐことができる。さらに、JR特急潰しにもなって一石二鳥だ。バスは長崎県の県境手前の肥前大浦駅から肥前鹿島まで走り、長崎本線と並行する。つまり、本数が少ない長崎本線の補完的な役割を果たし、特に自分の乗ったバスは特急と接続することになる。

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