JR北海道は、網走発釧路行の快速『しれとこ摩周号』に指定席を試験的に設定することを発表した。
これは、WILLERが『Eastern Hokkaido Nature Pass~北海道縦断絶景レイル&バス』を設定するのに伴い、『しれとこ摩周号』が『摩周レストランバス』に接続するためだ。
快速『しれとこ摩周号』は2両での運転とし、2号車の一部を指定席とする。実施期間は9月と10月の毎日、発売区間は快速『しれとこ摩周号』の停車駅相互間、指定席は通常のものと同じで誰でも全国の駅の『みどりの窓口』などで購入可能である。川湯温泉など無人駅から乗る場合は、指定券を予め『みどりの窓口』で購入することになる。
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先月、釧網本線の単行で団体客と鉢合わせになり、細岡で積み残されかけた立場としては、興味ある話。でも、団体客がいなければ1両で運びきれる乗客数なわけで。それも夏休みのピーク時で。
指定席導入の対象となるのは、積み残されかけた釧路発14時14分の列車でなく、網走発1024の快速、摩周は釧路の方からが近いが、ランチをとるには適当な時間に網走行がないから、網走発の方の設定となった。石北本線からは80分接続の遠軽始発ぐらいだが、大半の観光客は、羽田発725、女満別着910のJAL565便に乗って、連絡バスで10時前に網走駅に着く形になるのだろう。
釧網本線の通し列車に指定席が連結されるのは、1981年に急行『大雪』が乗り入れをやめて以来ではないかと。国鉄最後の改正で廃止になった急行『しれとこ』は全席自由席だったし。国鉄時代から利用客が少なかったのだろうか。WILLERの客が降りる摩周から先は指定席は空気になるのだろうな。1両半だったら、利用客全員座れるし。試験的でなければ、Uシート改造しても良かったのだけど、利用客数を考えるとJR北海道だけではどうしようもないな。
去年秋から今年始めにかけては観光列車のモニターツアーを行い、今回は旅行会社のパッケージツアーとのタイアップ。定期客が減少する分、観光客で模索している感じだけど、絶対数が少ないのは厳しいところ。でも、オホーツク海沿いとか釧路湿原で道路よりいいところを走るから、インフラを整備して線路はずっと残してほしいところだ。
なお、先日発生した地震のため、『摩周レストランバス』の運行は14日まで見合わせ、15日以降もどうなるかは決まってない。
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