フェリーは時刻通り、8時30分に新門司港に到着した。新門司港からは無料送迎バス、一番最後のバスで空いていたのはいいが、中々発車しない上に渋滞に巻き込まれたから、門司駅着が20分以上遅れの9時29分着となってしまった。門司発9時39分の小倉行、小倉発9時50分の直方行を乗り継いで、西小倉で下車、明後日の乗り継ぎの発車番線を確認する。日豊本線からの下関行が2番線か3番線かWikiでわからなかったからだ。西小倉発10時56分の中津行に乗って、城野で下車する。城野は駅舎を改修したということで去年5月に降りたのだが、5分しかいられなかったので、改めて降りることに。ところが、今日も30分の滞在時間が9分になってしまった。
城野発10時12分発の日田彦山線に乗車、終点の添田まで乗り通す。採銅所駅では交換待ちのため、数分停車したので、その間に門松の飾った駅舎を撮影した。
添田着11時16分、ここからは代行バスとなる。4年前の豪雨災害で被害を受けたからだ。添田駅はホームから駅舎まで100メートルくらい離れているが、バス折り返し場は写真店を挟んでさらに向こうにある。BRT化した時には島式ホームの1線をBRTのりばにして、列車と対面乗り換え可能に、ホームから駅舎への通路には駅麻広場と上屋を整備、駅舎についてはリノベーションをするとのことだ。
代行バスの添田発は11時30分、大行司から筑前岩屋まで往復することで15分のタイムロスが生じて、添田から日田までの1時間46分と列車の倍くらいかかっている。特に彦山から筑前岩屋まで10分だったのが、小石原経由で36分となっている。最近まで駅近く以外は小石原庁舎、宝珠山庁舎、にしか停まらなかった、今年の改正でデータイム下り3本と上り2本が宝珠山~夜明間で9つの停留所に新たに停めれるようになった。光岡~日田間は市街地で需要が見込めるから、停留所を追加しても良いだろう。
なお、BRTは2023年の秋に開通のこと、開通した暁には20分くらい時間が短縮されると思うが、それでも添田~日田1時間以上と列車より10分以上余計にかかっている。DMVにすれば、日田の街の中の渋滞は避けれるが、夜明はモード変換するスペースがないし、光岡では時間短縮効果が少ないのかと。
バスは、自分以外に旅行者1人だけだったが、筑前岩屋を出てから2人くらい乗り込んできた。夜明に到着したのは12時51分、自分以外はそのまま乗って日田へと向かった。
夜明は、大分に向かって、右側に駅舎のある相対式、両ホームは大分寄りの跨線橋で結ばれている。日田彦山線が乗り入れていた頃は2面3線だったが、日田彦山線の線路は使われなっており、草で荒れた状態となっている。駅舎は2010年に建て替えられた木造、壁や屋根瓦は黒く、重厚なつくりとなっている。駅舎が新しいので、トイレも整備されている。駅前には階段でアクセス、その下の国道のスペースもそんなに広くはなく、代行バスの乗り入れるしペースを確保するのがやっとだ。
日田の市街地に入ると、光岡(てるおか)に着く。光岡は島式、久留米寄りの構内踏切で駅の左側に出れる。待合室駅舎『すこやか大分』はその大分寄りに整備、2007年に建てられたものでトイレも整備されている。10分ほど歩いて、川向うの国道の方へ行くと郊外型の商業施設が建ち並んでいる。
日田は、右側に駅舎のある2面3線、島式ホームは久留米寄りにずれており、駅舎のある片面ホームとはホーム端の地下通路で結ばれている。地下通路へはエレベーターも整備されている。側線は1番線と2番線の間に1本、3番線の向こう側に2本ある。ホーム使用は、久留米、博多方面が駅舎側の1番線、由布院、大分方面が地下通路を渡って2番線の使用が基本となっている。普通久留米行のうち、13時10分、15時31分、16時22分は近い時間に特急があるためか2番線からの発車となっている。その影響か12時33分、14時17分、16時48分と、午後の由布院方面3本すべての普通が3番線からの発車となっている。折り返しの兼ね合いだろうか、18時26分、19時28分、20時27分と夜の久留米行は最終除いて3番線から発車、20時55分の最終豊後森行も3番線からの発車となっている。
駅舎は2015年に水戸岡デザインに改修されたもの、日田杉が格子、ルーバー、フローリングに使われ、外観はシックになっている。駅前にはHITAという文字のオブジェクトがある。改札を出て、左の暖簾をくぐると待合室、ガラスで仕切られ、書籍やコミックの棚のあるフロアとで分断されている。駅前広場は1984年にさいびされたが、おととし改修、ロータリー、駐車場は駅前から西側に移され、自由広場にウッドデッキと上屋付き通路が整備された。これらにも駅舎と同じく木材が使われている。
駅前広場を挟んでバスセンターがあり、福岡方面への高速バスのほか、杖立温泉や耶馬渓方面への路線バスが乗り入れる。福岡への高速バスは15~45分間隔で列車より多く、博多までの所要時間も1時間45分程度だ。特急だったら博多まで1時間20分程度の圧倒的に優位、普通と鹿児島線快速との乗り継ぎで同じくらいになるが、接続が悪いのが実情だ。
日田から30分近く歩き、豊後三芳に到着した。豊後三芳は緩やかなカーブ上にある右片面、ほぼ大分寄りの右側に駅舎がある。駅舎はコミュニティー消防センターとなっており、小さい消防車が収納できるようになっている。待合室はその一角に間借りしている感じだ。豊後三芳からは14時20分発の列車に乗車した。以下次の順番で巡っていった。数字は日田からの駅数
1豊後三芳-6豊後森-5北山田(歩)4杉河内
杉河内は左片面、ホームを大分寄りを降りた左側にコンクリート造の駅舎がある。そこから緩やかな坂を線路沿いに降りていくと国道に出る。また、坂の途中に階段があり広場に降りれるようになっている。駅前には旅館しかないが、大分方面に向かって数分ほど歩くと慈恩の滝と道の駅がある。この辺から、日田市から玖珠町に入ることになる。
北山田は右片面、ほぼ大分寄りに階段と駅舎がある他、ホーム中程の坂が駅前広場に降りている。階段の横には木の通路が整備され、駅舎の2階に通じているが今は封鎖されている。ログハウス風の駅舎は1992年に建て替えられたもの、以前は売店と物産館が入居していたが2014年に撤退、以降は地元住民に管理を委託して、1階が平日のみオープンのギャラリー、2階がコミュニティースペースとなった。物産館だったことは、駅舎の屋根下文字からはっきりとわかる。
豊後森は、左側に駅舎のある2面3線、玖珠町の玄関口で特急も停車する有人駅だ。両ホームは久留米寄りの跨線橋で結ばれている。3本の線路の他に3番線向こうに側線、さらにその向こうにヤード跡がある。列車は1番線から発着するのが基本だが、交換のある時は久留米方面が2番線を使用する。但し17時34分のゆふいんの森博多行は1番線を使用して、交換の普通大分行は3番線使用、21時48分の日田行は豊後森止が1番線を塞いでいるので2番線からの発車となる。3番線からの発車は先述の17時37分の普通大分行の他、21時38分の始発の大分行、14時39分に大分からの豊後森止として到着した後の、15時44分発の日田行といった具合だ。
三角屋根が3つ並ぶ駅舎は2013年に水戸岡鋭治デザインのものに改修、外観はこげ茶のシックなものになり、入り口にはお約束の暖簾が掲げてある。待合室にはピアノが置かれ、本棚には宮脇俊三の線路のない時刻表もあった。駅前広場は比較的狭いものの、バスのりばとタクシーのりばのスペースが2か所ずつある。日田へ向かうバスも多いためか、バスのりばに面して日田バスの案内所もある。駅周辺には古くからの商店街もあるが、市街地は南を流れる川の向こうまで広がっている。大分方面に少し進むと、右側には機関庫跡、そして水戸岡鋭治デザインのミュージアムがある。
豊後三芳の次の豊後中川、天ケ瀬、および豊後森の次の恵良から先は、翌日巡ったので次のブログで触れる。
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