駅降り行動：くま川鉄道

九州での駅降り行動最終日、今日はくま川鉄道だけ攻めていった。

朝５時前に起き、相良藩願成寺まで徒歩移動、始発列車が来る前に着いたものの、券売機にシャッターが下りているどころが駅舎に入れない状況。一日乗車券が買えないと思ったら、始発列車から車掌が降りて駅舎の中に入り、券売機のシャッターを開けた。２日目の肥薩おれんじにしろ、３セクの駅降りの時には下調べしないと、無駄にお金がかかってしまう。

川村から肥後西村まで駅歩き、早朝からの駅歩きで疲れたためか、おかどめ幸福で折り返して木上から一武まで駅歩きするところを、間違って一武から木上まで駅歩きしてしまった。木上で時間があったので計画を練り直し、公立病院前折り返しを東免田折り返しに変更、東免田からあさぎりまでの駅歩きを、おかどめ幸福からに変更、新鶴羽から湯前までは徒歩移動に変更した。

湯前の２つ手前、東多良木から多良木まで徒歩移動、多良木の公園にはブルートレイン客車が静態保存してあった。そういえば一昨日、阿久根でもブルートレインを見たな。東免田で湯前方面に折り返し、公立病院前まで人吉方面に折り返し。次の人吉行は２時間半後だから、失敗は許されない。

おかどめ幸福とは縁起のいい駅名、神社のような駅舎入口には鈴のついた綱が付いていた。当初の予定ではこんなご利益のある駅をすぐに折り返すつもりだったんだな。あさぎりは唯一交換できる相対式、駅舎の中にはあさぎり町の公共施設があり、駅前にはJAのスーパーがある。

新鶴羽から歩いて、湯前からは11時過ぎの到着、湯前から列車に乗ればくまがわ鉄道の駅降りは終了、熊本県内は肥薩線と豊肥本線の赤水以東が残った。湯前から人吉に帰る前に、自転車を借りて近くの日帰り温泉に向った。

湯前からは、水戸岡デザインの「KUMA」。側窓上部にはくまがわ鉄道の全駅名が平仮名で書いてあった。２両のうち、クロスシートの方をチョイス、折りたたみ机を広げ、スーパーで買った昼飯を置いた。

人吉からはSL人吉号、GWとあってか満席御礼だった。自分の指定された席は球磨川と逆側、仕方がないので後ろの展望デッキで景色を楽しむことにした。人吉を出発した人吉号は、渡を短時間停車、一勝地は10分間停車するので縁起のいい入場券を購入することができる。白石には５分停車、さすがに次の千歳行の時刻を聞く勇気はなかった。瀬戸石は特急交換で３分の運転停車、坂本は産直物の市場が開かれているので５分停車する。

車内を移動していると、水戸岡デザインに付き物のミニ図書館を発見、「KUMA」の図書館には自然に関する本があったが、ここには機関車トーマスなどの絵本、西村京太郎の推理小説、そして誰が寄贈したのか30年以上前の鉄道雑誌、なぜか全日本鉄道事情大研究の北陸編がおいてあった。富士登山列車は、「静岡山梨編」だったけどね。その中にあった弘済出版社の国鉄特急史に大はまり、戦後から分割民営化までの改正概要がきめこまかに書かれている。新幹線上野延長による急行廃止と重なったつくば博輸送の記述が一番興味深かった。SLが熊本に到着すると、あそBOY、A列車で行こう、スーパーオレンジと並んだ。これは偶然なのか、わざとつくられたダイヤなのか。

熊本からは博多乗り換えで帰京、自分の乗る前ののぞみには自由席に空席があった。岡山辺りで自由席込み合いましてとか言ってたから、博多辺りでは飛行機が強いのだろうか。それとも熊本、鹿児島からの利用客がさくらに集中した分、のぞみの混雑が緩和されたのだろうか。