京阪電鉄は、3000系にも『プレミアムカー』を導入することを発表した。
計画では3000系用の『プレミアムカー』を新造、6両目を組み替え、2020年度中の営業運転開始を目指す。3000系用のプレミアムカーの座席数は40席、扉は両開きの1扉とする。デザインは既存の3000系同様、紺を基調としたものと、扉付近は金色を配してプレミアムカーの特別感を強調させる。
3000系への『プレミアムカー』導入により、データイム全ての特急が『プレミアムカー』込みでの運転となる。
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現行、8000系10編成に連結している『プレミアムカー』だが、好評なのか3000系8編成にも連結することになった。このことは7月に一部のマスコミで報道があったが、その4ヶ月後の京阪からの正式なリリースとなった。3000系にも『プレミアムカー』を連結することで、『プレミアムカー』連結特急が20分開くことが解消され、データイムは10分毎に利用することが可能となる。また、3000系が運用される平日の『洛楽』にも『プレミアムカー』が連結されることになる。
8000系の『プレミアムカー』は改造だったが、3000系については新造となった。3扉の3000系を改造となると、新造と変わらないくらいコストがかかるのだろう。座席数は8000系のものと同じ40席で、2+1シートの一般車よりは5席少ない。新製だから8000系のように窓枠と合わないということはないだろう。そう考えるとプレミアムカーについては3000系運用の方が当たりということになる。
あと、朝ラッシュ時間帯の大阪方面は京橋着7時台3本に3000系が充当されているから、これにプレミアムカーを導入することで、7時台までのプレミアムカー連結列車を4本から7本にしてラッシュ時の着席チャンスを増やすのも狙いかもしれない。京橋着7時30分の区間急行を特急にすれば8本だ。特急以外の3000系運用は、朝時間帯の中之島乗入れ、早朝深夜の萱島、淀入出庫があるが、いずれも一般車で置き換えになりそうだ。
新型『プレミアムカー』に組み換えということで、一般の中間車8両が余ることになる。車齢が10年と比較的浅いから廃車にはしないだろう。比較的可能性が高いのは、先頭車と中間車を4両ずつ新造して、3000系を2編成増やすこと。この時には『プレミアムカー』連結の所要本数は間に合っているから、増発分は『プレミアムカー』を連結せずに急行などに充当されるかもしれない。そうなると、ロング化の可能性もあり得そうだ。
それにしても京阪間で一部指定車両が10分毎に走るとは思わなかった。まぁ京阪の場合、両都市ともターミナルが分散しているから、途中駅からの着席保証の需要が高いというのがあるのだけどね。大阪環状線や京津線の車内でネット予約して、京橋や三条から乗っても席にありつけるという感じで。
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