クリスマスが近づきます・・
私は7歳で母が病死してのち父と二人の
男暮らしでしたが、その父も15歳の時に
亡くなりました・・
父は再婚もせずに私を育ててくれた訳ですが、
質実剛健な男でよく酒を飲みましたが近所の
付き合いや親類付き合いも無く、そのせいか
私は結構孤独な少年時代でした。
毎日の食事は,米は炊いてくれますが、副食は
近所の商店街で買って来てくれてました。
スーパーなど無かった時代ですね。
勿論やもめ男が買う副食は決まっており、
これは美味しいなと思って食べた食事は
記憶に有りません・・
当然好き嫌いが多くなり、後に私と所帯を
持ったカミさんは料理作りに苦労した様です。
父は洗濯などはしてくれますが、家事の細かい
事などは全く知らず、また出来ませんし父子
共々どうして良いやらもの判らずの毎日の
二人暮らしでした。
そんな父ですが、毎年のクリスマスには何処で
買って来るのかケーキを持っての帰宅です・・
今ではとても食べられないような味のバター
クリームだらけのケーキでしたが、照れながら
「今晩はケーキを食べるらしいぞ!」
なんて世の中で決まってるらしいから仕方
無しに買ってきたと言わんばかりの父でした
クリスマスが近づくと寒い部屋で一人で父の
帰りを待っていた小学生の自分の事を思い
出してしまいます・・
遊びも行かず、同僚との付き合いも出来ず
毎日どこかでおかずを買って
「ただいま・・ 腹が減ったなァ~」などと
毎晩同じセリフで帰宅して米を炊きますが
一汁一菜どころか汁物なども無い単純な
ご飯と一菜とお茶です・・
クリスマスが近づくとそんな父の事を思い出す
厨房屋の白髪頭のオヤジです・・
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