
大雪の予報に身構えて出かけた土曜日。
予報が外れたことについては、いろいろあろうかとは思うけど、
個人的にはたいへんありがたい空模様でした。
少しの雪が積もっただけで、あっという間にマヒしてしまう首都圏では、
大雪の予報なんてのはあたらない方が助かる。
あまり降らなかったおかげで、出先ですこし歩き回ることもできた。
ただ外を歩けばやっぱり寒い。
いくつかの用事を済ませて、寒さをよけるために入ったその場所で
ペイネのリトグラフを見つけた。
こんなところに、なぜペイネ?と思っていたのだが、
2Fの画廊が1Fのイベントスペースに展示していたものらしい。
2Fではピアノとダブルベースでジャズの演奏がはじまったらしい。
誘われるようにして2Fへとエスカレーターであがる。
しばらくジャズを聴きながら、2Fをお散歩してみると、
今度は奥へと続く通路の壁面にいっぱいのペイネ作品がかけられている。
これほどの質で、これほどの作品が一挙に並んでいるのをはじめて見ました。
その通路の奥の奥と言えるようなところに小さな画廊がある。
何度も来たことのある場所なんだけど、この奥に画廊があるだなんて、
いままで気付いていなかった。
しばらく見入っていると、その奥の画廊からオーナーらしい女性が
飛び出してきて声をかける。
で、驚きました。
僕はその女性を知っているのです。
そういえば、恵比寿から店を移すつもりだという話は聞いていたけど、
ここに入るとは聞いていなくて。
それから1時間ほど。
ペイネ作品を詳細な解説付きで鑑賞させていただきました。
寒い雪の日だから、だけど大雪ではなかったから、
ちょっと幸せな1時間を過ごせたのではないかと。
ペイネの展示は今月いっぱいということでしたので、
時間を見つけて、今度はさっちゃんと一緒に行ってみたいなぁと。