Image credit:JAXA, 東京大, 高知大, 立教大, 名古屋大, 千葉工大, 明治大, 会津大, 産総研
だいぶ名残惜しそうにリュウグウを見つめ続けていたけれど、
さよならリュウグウ:リュウグウ出発 航法画像のリアルタイム配信 | ギャラリー | JAXA はやぶさ2プロジェクト
「はやぶさ2」はリュウグウに別れを告げて、姿勢を変更。
いよいよ本格的な帰還への準備に移った。
リュウグウの画像を初めて見せてもらったときには、
「なんじゃこりゃ?」っていうくらい、予想外の形状だった。
220~100kmの距離から見たリュウグウ | トピックス | JAXA はやぶさ2プロジェクト
専門家のみなさんでさえ「意外」「想定外」と、まるで示し合わせたかのように
口を揃えていたのが「なつかしい」とさえ思う。
「はやぶさ2」はあれから1年半近くに渡ってリュウグウに関わり続けた。
意外だったリュウグウの姿にもすっかり目が慣れて、今やおなじみの姿とさえ言えるけど、
実際に、2度のタッチダウンに成功した「はやぶさ2」によって得られた知見は、
世界初だとか、史上初だとか、そういう言い方にとどまるものではなくて、
宇宙の見方を変えてしまうくらいのインパクトさえもたらすだろうし、
地球と宇宙との距離感さえも明確に変えてしまうだろうと思う。
いや、本当はもう変わっているのだけど。
「はやぶさ以前」と「はやぶさ2以降」では、宇宙との関わり方が決定的に変化した、
というのが、揺るがしようのない世界の常識になるはず。
残された最大のミッションは、「無事の帰還」。
だいじょうぶ。みんな待ってる。