迷い道。

人生は刺激に満ちあふれている。

だからこそ
何氣なくあたりまえな日々の営みを
大切にすべきなのかも知れない。

人間は弱い生き物…？
人間は考える葦…？

強い風に折れそうになっても
嵐が去れば
しなやかに身を立ち上げる精神を持ち続けられるなら
どんなにかいいだろう。

……そういった考えは、
かなりまともな方で

未だ出会ったことのない稀有な出来事に直面して
どのようにふるまうべきかという時には
じっと思索しながらも
いっそのこと、
おろしていた根の場所を変えてしまおうか…
という衝動に駆られる。

その土地が今までよりも
さらに苛酷で
不毛の地であったとしても

後悔するよりは、
マシな氣がして。