このはなや*嫁日記

〈氣付きのアウトプット+備忘録〉
何かのお役に立てば、望外の喜びです。

“うしろだて”の話。

2011年11月24日 11時54分11秒 | 日記
うしろ‐だて【後ろ盾/後ろ×楯】

① 陰にあって力を貸し、助けること。また、その人。
後ろ見。「有力な--をもつ」
② 背後を守る盾。後ろを防ぐもの。

[ 大辞泉より ]

………………………………
うしろだての有り無しは、おそらく
想像以上に人の一生を左右しているように思う。
ものすごく自分を大切に思い愛してくれる、
また応援してくれる存在のある人は
たいてい世間でも認められやすい。

実力も人柄も容姿も、すべて揃っていたとしても
結果は人それぞれに大きく違う。
もちろん本人の努力もあるに違いないけれど、
それほど努力せずともチャンスを掴む人もいる。
後ろだてがある人は、たとえ山あり谷ありあったとしても
それが無い人と比べると
はるかに順風満帆にことが運ぶ。

たとえば、それは伴侶であったり
親や兄弟や子どもといった家族であったり。
それが足元で基盤となる。
また社会においては師匠であったり、
友人であったり、職場の仲間であったりする。

ちなみに
すでに天に召されたご先祖様や祖父母、親であっても
いつも自分のことを見守ってくれている。
その誰か一人でも欠けていたら、自分は存在しないわけだから
生かしていただきありがたいと思うことで
後ろだてを授かり守られる。

昔の日本人は
計算ではなく、それが自然の摂理と知っていたから
細かいことはいちいち説明はしないけど
毎朝神棚やお仏壇に手を合わせて
あとに生きる子ども達に
うしろ姿をみせていたのだと思う。

自分を守るのは自分しかいないけど
自分のことにばかり捉われていては
決して自分が守られることはない。