コピーライター思考

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コピーライターの下ごしらえ

2013年02月27日 | その他

料理をすることは、コピーライターの仕事のプロセスと似ていると思います。
コピーライターに限らず、仕事全般に当てはまると言ってもいいかもしれませんね。

「簡単料理 5分でできるおかずレシピ」といった類の本を見かけることがありますが、それは、焼いたり、煮たり、茹でたりする時間だけで、下ごしらえの時間は含まれていません。

実際の料理は、下ごしらえの方がはるかに時間がかかるもの。

短いキャッチコピーを書く前にも、まずは依頼内容をよく理解し、資料を読み込んだり調べたり、企画やコンセプトなどを考えたりなど、様々な下ごしらえをするものです。


料理の下ごしらえは、食材を洗ったり、むいたり、切ったり、下味をつけたりといったことです。
しかし、その前に作り方を理解しておかなければなりませんね。
何がどれくらいいるのか。どのような手順でつくるのか。
そして、調味料を含めた食材を、使用する分量だけ用意しておく必要があります。
それからやっと下ごしらえです。

そして、焼く、煮る、茹でる、蒸すなどを行い、出来上がったものを器に盛りつけます。

コピーライターの仕事で言えば、このあたりが実際に短い文章であるキャッチコピーを書く工程に近いかもしれませんね。


コピーライターは「一瞬のうちに、うまい言葉を生み出す」と思っている人もいるようですが、見えない部分で多くの時間を割き、下ごしらえをしているのです。

しかも、すべてがオーダーメイドであり、オリジナル料理です。

 

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