病人や年寄りまでもが働く社会というのは、
どこか違和感がある。
病人や年寄り、身障者たちまでが、
体にムチ打ち働くすがたというのは、
見ていて苦しい。
病人や年寄り、身障者たちまでが、
体にムチ打ち働く社会というのは、
いま雇用が足らないから、
「お前たちも働け」となっているのだ。
もし雇用が足りていて、社会に
失業者が増えて失業率が高くなり、
現役世代の働き手があまってきたら、
病人や年寄り、身障者たちは、真っ先に
「働かんでいいよ(リストラ)」となる。
社会的弱者たちがたとえ生活が苦しくても。
いまは金融緩和が異常で、雇用が足らず、
みんな暮らしが苦しくなっている。
国はその面倒を見きれない。
国はどんどん経済的地位を世界の中で落としている。
むしろ国が面倒を見てください状態で、
病人や年寄り、身障者たちも働いて、
「みんな、われわれ政府官僚の面倒を見てください」
そんな状態なのだ。
そんなふうに、
病人や年寄り、身障者たちまでが、
病気や事故のリスクを背負って働く理由は二つ、
思ったのだ。