作家の司馬遼太郎氏は、太平洋戦争開戦前の昭和初期について、
「国家が魔法にかけられてしまったようだ」と書いている。
そして現代美術作家の杉本博司氏は、
「今も同じようなことが起きている」と書いている。
わたしもこの国は、
「何かがおかしい」と思う。
杉本氏は、
「戦前の官僚体質は何の自己批判もなく連綿と引き継がれている」と書いている。
きっとこの国は魔法にかかっているので、
「何かがおかしい」と感じるのだろう。
魔法使いはどこにいるだろう。
今この国は、
「何かがおかしい」
国の根本のところにいる魔法使いの心の表れ、
だからに違いない。