ニューコスモセンター

青森でコスモスというバンドで歌ったり詩書いてる人の痛々しい日々の挙動

雨に歌えたらキチガイじみてる

2013-09-12 00:11:48 | 日々の生活
8月7日

家族で花火大会。今年はがっぽ公園の砂浜で。
どくんご、コースモースの下見を兼ねて行く。
砂浜で見えにくい花火を一通り堪能したような気がした後
花火をする。
夜とはしゃぐ子どもに、蚊ほどの生命を感じ愛しくなった。
日常は一瞬にして終わるのだ。

8月12日

前から思っていた事が、娘と意見一致して盛り上がる。
映画、カールじいさんの空飛ぶ家は2回目がゲキ面!
初見で、不要だと思っていた、空を飛んでからのカール爺さんの
行き所のない(あるけど)旅に、逆にせつなさと
愛する人が居なくなった後の、自己再構成の静かな答え。
全うなんだけど、何を得て生き抜くかじゃなくて、
何を捨てる覚悟を所持して死んでいく準備をするのか。
憧憬と夢への欲情と未来への決意。全部にちゃんとした決着をつける映画。
そんで号泣しまくり!
そんだけ。

8月13日

家族でもやへ行く、末っ子が怒りまくり。
サンダーなんとかの、
山頂から下る乗り物に身長制限があって乗れなかったからだ。

映画シュガーラッシュ。面白くなる時間が後過ぎ。

8月16日

がっぽに、許可証を取りに行く。

8月17日

偽タカヤマツリ。

8月18日

どくんご鑑賞インガッポ。

一年ぶりのどくんご。僕は美しいものが好きだ。
美しいものとは、にじんでいるものの事だ。

場面場面の再来箇所リフレインが、今までより少なく、全体の流れや
なんとなくありそうに、追走できるストーリーラインを帰巣させる感覚も減り
その代わり場面ごとの、輪郭というか現存する雰囲気が強く立ち上がるような手触り。

今までのどくんごのお芝居よりも、骨の節々が強固に感じるのは、人数の少なさが
逆に登場人物それぞれの輪郭を際立たせている側面もあるし、出し物?の順番や
それ自体が、面白く鑑賞できる消化のし易さになっていたように思った。

頭、五月氏の独白から
暗悪氏、体内の天気予報から、角砂糖サーカスのくだりで、お客さんを一気に持っていく。
もうウットリして入り口から自己の筋肉で前に進むどくんごの国のアリス脳。

ああ、着いていきたい。何も考えず。僕もどくんごに着いていきたい。
彼らの目線から世界を鑑賞したい。
本当の世界に生きたい。行きたい。

何千もの子どもの死体が積みあがり、それでも正しい世界のようなものがあると思って
金を稼ぐ諦観世界8万年後位の未来でも、どくんごのテント小屋は、世界各地の箇所で
歌を歌い、声に意味を象り、夜にアクセルを踏み、命を大切に乱暴に扱い、人々に感情を
届けつづけるのだと思うの。

ミッドナイトラン。
空が光ったら君の居る場所へ行くの。

夜明けの光にじんで、君の居る場所へ行くの。

8月21日

まんぶるずライブ鑑賞。

渋谷君のライブ初鑑賞。
思った以上に良く。嬉しかった。
ふきたさんチック(事前情報でそんな話を聴いたので)
だけではない、彼独自の視点や曲作りの自分らしさが垣間見れて
嬉しかった。見たお客さんは覚えて帰ると思う。きっと。
とりのはっちゃけサンダルさんも劇カッコよくてビビッタ。
若い人らでもちゃんとやってる人達一杯いる。

8月22日 

人狼イベントインまんぶるず。
偽タカヤマツリに労力を割きすぎてしまい、宣伝上手く出来なかった。
のがお客さん2人の敗因。
それでも無理やりプレイをして、この日のイベントが
笑い話になる記念に。

8月23日

歯医者やっと行く。

8月24日

夏休みの宿題で映写機を作る末っ子。
と殆ど創る僕。

8月27日

スタジオ練習。簡単なのは簡単。
J・Aシーザーの曲9曲。
呪術的というが、アルバム聴くと音源の質が呪術的だったり。
時代の空気ってエフェクターがカッコええ。
構成が覚えにくい曲が多数。

8月30日

工場のラインで働いているのだが、正直に言うと
凄くきついのだけど、良い年齢の大人が、泣き言独白みたいで
言葉少なく。慣れたい。早く。全然自分を捨てて良いから。
専門用語が飛び交い、何を言っているのか分からない。

車輪を回さなくては話にならないのだ。札の。
末っ子夏の誕生日に、何もプレゼントしてあげられなかった
3dsを個人的には無駄だと思ったって
買ってあげなくてはならないのだ。

9月1日

三内丸山のイベント。
ビール。カレー。音楽。色んな知ってる人達。
じゅげむ草、コブラスタイル、ムゲンサンコロ、IMO、みんな劇カッコよくて
酒ガンガン飲みながら鑑賞したかった。車。

八戸の女の方ボーカルのバンドもすげえ歌上手くて、
曲も好きな感じで、聴いてて気持ちよかったの。

毎日こんな日ならいいのに。

9月2日

仕事昼に、夜5時から食べるホカ弁を書き込む紙があると残業が長時間ある法則を知り
昼にその紙があると憂鬱になる。結局から揚げ弁当が一番美味しいのだけど、
15分で済ませなけりゃならないので、胃と肺がビクつき3口食ってニコチン吸引室へ。

9月6日

スタジオ練習。声でねえ。
痩せたからなのか、前の感じで歌ってても
なんか、すぐ疲れる。

スタジオキツイけど楽しい。
暗闇手探りの先に全裸の女がいるような気がして
高揚する。フヒャって笑わさる!
宇宙エロプレイ未来な感じ。

実際はビクついているだけだけど、
工場ライン工と間逆。

雨に歌えばの場面を
キチ外じみて演じられるマルゴムマクダウェル気分の日常。

寺山修司演劇祭2013

2013-09-05 23:53:40 | イベント告知

寺山修司演劇祭2013

寺山修司ゆかりの地、青森県三沢市「星野リゾート青森屋」敷地内にて、没後30年記念最大のイベントが行われます!!
コスモスは、ラスト全劇団員によるフィナーレ、野外音楽劇『醒めて、歌えよ!』に出演します!


日時 9月22日(日)23日(月・祝)

場所 星野リゾート 青森屋

入場無料(満員の際は入場を制限する場合もあります)

9月22日(日)

第1会場 旧渋沢邸 

12時から19時

詳細はこちら
http://www.terayamaworld.com/museumnews/2013/09/2013-8.html

偽タカヤマツリ

2013-09-01 23:53:10 | インポート
8月17日土曜日 

がっぽ公演ステージ前広場で行われたイベントです。

今回は基本コスモスがずっと出演している中にゲスト登場して
頂き、音楽演奏などといった流れにしたのですが、思ったよりも大変でした。

離陸して安定飛行に入る頃に素晴らしいゲストが傷跡を残し
その間また、緊張感と共に離陸して、安定してきたらまたまた
素晴らしいゲストが恐ろしい表現を投下して、、と言ったテンションの
保ち方が中々難しいライブになりました。

それでも、新鮮な刺激に挑むことは今後の経験と
何らかの実績解除に繋がればと思いました。

オープニングふすま職人林幸雄

マイレボリューションが流れる中、障子の張替えを淡々と
行うレボリューション職人。これがどくんごさんからお借りした
テント小屋の怪しい雰囲気と絶妙に合い、雰囲気を作る。
絶望と闇の空間に一つだけ照らされたテント小屋の明かりに
集まった人間達の、小さなユートピアに立ち会っているような
痛々しいのに柔らかい始まりの狼煙。

コスモス、障子の裏側から光が発し、人影が映りコスモス。
なんだか、イカ天チックな妄想も無いことはないが、それも
含めてノスタルジーが何かを緩和し、ステージへ。

1曲目、宇宙空間。
少しずつお客さんとのセックスをしようとするが
強烈な自慰の渇望から始めるべきであったかと精神の
乗せるパレット選択を思案。
それでも体力もまだあり、良い流れ

2曲目、ジョック。
完全に詩集をどこかに置き忘れ、完全アドリブで朗読を。
それでも精神力もまだあり、楽しく。
思念サーフィン、おぼつかなさもニヤニヤと。

3孤独なふりをする。
5人で生ギター生音演奏。完全アンプラグドで。
こういったちょっと変わった事を、要所要所に置いて
お客さんをあきさせないようにと思っていたのだが
完成した作品が多少微妙。んでも後から映像で観たら
そうでもなかった。

ここで青森最後の詩人ヒロヤー登場。
4年ぶりくらいのヒロヤーでしたが、安定のセックス!
子どもらの幾人か居る前でも安定の死体と性交渉。
スカッとしていて重苦しい重なりとで、ゆっくり
ヒロヤー式次元移送装置が作動している。
なんかよく分からないけどそんな感じ。

ヒロヤー終わりでコスモス再登場。
4ビューティフルダイ。

ここで、14歳中学生詩人ギャラクティカイリ登場。
制服姿で、コスモスの曲「君は貝殻を耳にあてた」の朗読と
マイマイとナイナイという、宇野亜吉良さんの絵本の
朗読。A2の紙芝居をステージ上で僕がめくりながら。

その読み聞かせ最後の部分と、コスモスの5ラッパはギラリと光るのさの
前奏が重なり、そのまま始まる。

6再構成
速めの曲なのですが、気持ちよく。

7フーアーユー!
頭の部分を、工藤さんが歌い、次中畑氏(何故だかすごい盛り上がり)
サビを僕が歌って、その後ステージ後方から、ペニス部分が光った花田氏と
ふきた氏が登場し、仁王立ち、一緒にサビの部分を、決めのポーズで
踊りながら歌う。ちょっと動き決めて歌うだけでも、雰囲気に拍車をかけて
何か溢れる感じ。

そのまま、ふきたさんが歌う、鯵ヶ沢ラプソティー、切ないいい曲。工藤さんの
コーラスも合わさって心地よく悲しめる。
全身タイツに着替えた花田さんが、せつなく痛く歌う真後ろに、
影のように立つ。僕は仮面をつけて、野外で読み聞かせで使用した絵を
立てかけていく演出。

8ドゥーディンバーディ
流れ的にもよく後で映像で確認したら、全然かっこよかったんだけど
実際演奏しているときは、どうにも空気が掴めていない様な
そもそも空気を掴むなんて思いを頭回るのが変な感じで、疲労なのか
知らないが、自分だけ空回りしている気がしてあせる。
コスモスなんてそもそも空回りデフォですよと、映像確認した未来の自分がそう言っていた。

9三部作 
やっと詩の朗読、この曲のリフとかテンポとかの相関が好きなのだけど
詩が切り裂く印象のもので、その接合がライブによって可、不可が出やすい
のだけど、上手い感じでいけた。

にいまや
男女のパンクデュオ?!、ノンポリ最強な、異質な独特の空気を作る飛び道具な感じ
なのにまさかの1曲目、普通の良い曲やって逆にビビル。テント小屋の雰囲気に推されたか
これから楽しみなカッコいい好きなバンド。彼らの最後の曲「縄文家族」
コスモスと一緒に演奏。ボーカルの女の子が、アグレッシブに観客席内部まで
走りこんで絶唱するので、僕も目が覚めて観客席へ走りこむ。
こんな言い方年寄じみてるんだけど、若いってだけで、カッコいい才能の一旦だと思う。
なんでも、挙動の全てが、命の兆しに見えてまぶしい。

10ペルメイ
安定の、ていうか安定ってコスモスで要らないと思うんだけど、ペルメイ。
こうしてコスモスのやった曲見ると、なんか痛々しい曲とか少なかったかなと。
11クルックドゥー糞尿死まで飛びたて!
長い詩の朗読、ちょっと長すぎたかなとかも思ったけど、そんなの気にするのも
なんか変なテンションだったんだべかなと。お客さん飽きるとかなんかどうでも
良いんじゃないかと、好きなことやってんだから、それで良いのじゃないかと。
ラスト、裸になって褌になり、目が光る鳥の被り物。そのまま。夜の公園を飛び立つ。
木に登り観客席を除きみる感じで。ライブ始まる前から、ゴミ袋で作ったエルビスみたいな黒い翼
を肌に装着していて、気持ち悪い熱い状態で歌っていたんだけど、結局汗で、シャツ脱いだときに
全部取れちゃった。

12君は貝殻を耳にあてた
これもいいきょくで、なんか。でもこの曲がっぽ公園での思い出の曲だから
さすがにやりたいなと、一応今回のライブ最後の曲。

13ミッドナイトラン
ライブ終わり、なんとかウダウダしていたら、なんとなくアンコールの雰囲気になって
アンコールが始まったのですぐにステージに戻り、やりますよ!と言った感じで。
本番前のリハで、なんか今一だったので結局没にしたミッドナイトランという新曲を。
色々失敗もあったけど、一番開放感気持ちよくやれた。

照明の人いなくて、どくんごのどいのさんにお願いしてしまい、申し訳なかったのだが
ガッツり、滅茶苦茶かっこよくやっていただき、素晴らしいタイミングでミラーボールや
スモーク、野外の照明等等、大変ありがたく感謝しています。

打ち上げのときに、ミッドナイトラン良かったね。
なんか、どくんごが移動して芝居して回る雰囲気と
重なっちゃってちょっとウルッとしたと言って頂き、
少しでも過酷な天国めぐり旅回りの癒しになればと。

今回のライブの総評は年取った!
それは悪いことじゃなく、だからこそ
くだらなくても、自分らでやりたいと思ったことは
積極的に行動しないとね。
客受けの前に自分受けを第一にしないと本末転倒だと。

でも楽しかったです。
また次のイベントの時の糧になります!

コスモスは死ぬまでやるよ。
おじいちゃんになって、お客ドン引き無視の方向でお願いします!