ニューコスモセンター

青森でコスモスというバンドで歌ったり詩書いてる人の痛々しい日々の挙動

近似値クエスト

2014-05-28 08:28:25 | 日記
「北枕ツアーファイナル」
6月27日金曜日 五所川原 ラブポーション コスモスチバでイベント序盤にリーディング
6月28日土曜日 青森市 青龍寺       コスモスフルバンドで後半にライブ
6月29日日曜日 弘前 マグネット       コスモスチバで後半リーディング?

28日と29日はコスモス入れ替わるかもしれないです。
詳細はおって連絡します。

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「コスモス企画 第5回朗読実験室 テント小屋とポエジー」

8月17日土曜日
開場PM6:30 開演PM7:00
前売 1000円 当日 1200円
場所 がっぽ公園ステージ前広場特設テント小屋

イベント名決まりました。料金いくらかお手軽にしました。

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4月30日

コスモスの練習

5月1日

新曲できた「スワンレイク」
テンポ早めの曲、詩がダサいので直す予定。
目線が地平だと、狂ってなきゃダサくなる。まあ目線など
関係のなく、常に異世界デフォ側新世界教の住人なら真。

青森市、青龍寺下見。磁場。
パワースポットなんて雰囲気とコマーシャルだけだろ。
でも存在として、巨大な仏像を見上げると竦む。
常に無力。

5月3日

コスモス練習今回3人なので心もとなく。
新曲Aはやるの諦め、代わりに新しい詩のリーディング。
白鳥の湖。リーディング最後アコーディオン工藤氏が、
気持ち悪い白鳥の湖のメロディを少しだけ奏でるのだが
後にその旋律はエリーゼのためにであることが発覚するも
まあ、それがどんなにもがいてもそもそもたどり着けない
人間の愚かなサガなのだ。と後付で解釈しまあ、かっこよかったし
そのままで。

5月5日

練習。
ミッドナイトラン、マニクラ、ヌンチャク飛行、白鳥の湖、宇宙空間

次女と末娘つれて、県立郷土館のおもちゃの歴史的な展示を
思ったよりも食いつきよく、昔私の妹が所持していた、りかちゃんの
スーパーマーケットハウスや、粘土をところてん押し込んで人形の髪が伸び
それを切るおもちゃなどで、記憶が触られて下半身が溶け、上半身は冷える。
セックス以前以後で、世界は一変したかのように、頼りなき糸の始終

通り魔に殺されて死ねたら諦めも付くだろうか。
と紙相撲力士の色を変に塗りながら笑う末娘といる県立郷土館の子供遊びルーム。

5月7日

夜の朗読会の稽古。稽古場借りるという方式が新鮮。
いつでも使用できるスタジオとかあればいいな。
次女誕生日。プレゼントにバスケットゴールが欲しいというので
なんとかしないと。
凄くいつも通り何もない日常。

5月8日

コスモス練習。
まんぶるずライブに向けて最後の練習。
白鳥の湖、新しい詩の朗読が固まって良い感じ。
疲労、エロい女とセックスしてそのまま眠りたい。

予定があるから、生きてる。点と点の間を無表情に結ぶ。
予定がなくなったら、東京で浮浪者になる予定を夢想。

5月10日

まんぶるずでライブ。
始めてみるバンド名の方たちばかりだったんで
知らないバンドのみなさんだと
思っていたら、みんな知ってる方々の新バンドだったりと。
申し訳ない最後の演奏だったのだが、まあやれた。
やはり3人でやるなら、もっと練習しないとだめかな。
仕事との両立という言葉が重くのしかかる。
音楽活動など惰性の賜物なのだが、それないと
呼吸が億劫になる。その癖ガッツりとセックスできる訳じゃない
それぞれの日常があって、中途半端なペッティング。
でもクソ40代の中途半端なペッティングってビジュアルは
それでも生命に触りたがる過呼吸みたいでドブネズミみたいに美しいかも。

5月11日

次女と末が、
母の日に何か買うから百斤に連れてってと。
造花のカーネーションを1本と美容洗顔的な何か。
ガソリンは常に足りなく、
遠い場所どこかに素晴らしい光景など無いと思い込む。
太陽が日々を照らしどんなにこの世界の描写を
明瞭に晒しても反射的にまぶしさで目を瞑る。
早く夜になればいい。
真夜中ならば、朝を待つ希望で喘息のように呼吸を求めて
逃亡できる
と思い込む。

5月12日

夜の朗読会稽古。

5月16日

20時から夜の朗読会稽古。

ペル名の曲ラストの箇所で
「ハイスクール鬼面組はこの世にはいませんでした!いませんでした!」
とイエモンチックに朗読すること思い出す。

5月14日

長女の運動会、長女応援団長。
本番で声嗄らして吠える彼女に涙。
非常に困難な道のりや、結局足りなかった時間や
夜に公園で練習したことが学校にばれて減点されて
同じ組の生徒に謝ったことや、応援の檄文構成やとか
思い出して、ぼろぼろの彼女にうるうるした。
遅い時間まで、企画考え、動いてくれない下級生の愚痴や
それでも最高の応援を作成しようと、ギリギリまで悩み
一喜一憂する彼女を見ていると、それは実は僕を見ていて
そんな行為を是として動く彼女なのではないかと思案。
いつも僕に怒り口調の長女はこれからも僕の無意識に観て
指針のひとつにしてくれているのだなと思い、
もう少し前向きにがんばらなきゃと、薄く思った。

5月17日

夜の朗読会本番
アウガ5階で。
僕は一番初め。初めてヘッドセットマイクを使わせて貰う。
朗読詩は「123456」凄くゆっくりと、丁寧に朗読。
事前に牛丼を食べてしまって、少し満腹状態で挑んだのだが
この詩は、足りない人間の最後まで足りなかった詩なのだから
声質が、満腹のときの声じゃ駄目だなとか、ゆっくりしゃべり過ぎた
とか色々反省点あったのだけれど、いつも来てくれるお客様に
今日の朗読良かったと言ってもらえたのでよしとする。

やはりリーディングの基本。お客様に言葉を聞き取ってもらわなければ
いけないのだ。読む側は、文字を読んでいるので、意味わかってんけど
聴く側は、文章ではなく、言葉を耳で聴いて理解していくので、
基本ゆっくりハッキリ朗読することは大切なのだ。
たとえばまんぶるずのようなもう少し狭い場所ではライブ感という
その場の空気でのノリのようなものが作りやすいので、もう少し荒く
朗読し、時には意味よりもタイミングや情景とリアルさのための挙動
などを重視してうまくいく場合もあるだろう。
しかし広い会場では、少なくとも、文章の意味と動作と声の抑揚が
ある程度の聴く側の、許容バランスを保持していなければ
詩の朗読として、面白いものになりにくいんじゃないかと言う事を
すごーく今更実感した。

イベント自体も、詩の朗読というマイナーなイベントだけど
完成度高く、普通に見に来て面白い内容だったと思う。
こんなイベントが定期的にあれば、詩人はカッコいいんだなって
思う人たちがドンドン増えていって、もう少し色々やりやすく
なってく。何かが。

打ち揚げ、稽古場、
英明さんとも短いながらもお話できて
北枕の展望など。冷たいビール。

5月19日

家の庭の草刈。何気に重労働。
雑草を鎌でザクザクと、気持ち良い。

5月20日

長女体育の授業中にブリッジして、親指付け根を骨折。
右手なので大変。

5月21日

長女、友人とアウガへチャリで遊びに行くも
鍵を付けっぱなしで駐車。
鍵だけを盗まれるという微妙な悪意により
ロックされた自転車帰れない状態に。
車で迎えに行って、無理やり自転車積むも
車内は歯車と骨組みで圧迫され、運転中
常に胸とハンドルが接触しそうな狭さで自嘲。

5月24日

午前6時RAB。北枕に3日間出演してくださるAビナード氏と
ミーティング。日本語堪能。
多分完全に言葉僕より知ってると思われる。

異国の言語を使いこなして世の中を縫う
新しく切取られた形は異質で美しいだろうと思う。

曇り空は汚い銀色の斜面のようで、僕らは言葉を知らずに
この地域に滑り落ちてしまった本来の僕とは違う何かだと
五感で感じ取る現実を脳で押しつぶして界隈をうろつく。

言葉は奇形を覆う皮膚製のぬいぐるみだ
誰の話も本当には誰にも通じない。

近似値のみで星の在り処を探る日々。

白鳥の湖

2014-05-19 11:33:54 | 
「CRUSH!! Vor7」
5月10日土曜に朗読した新作

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白鳥の湖
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フィンランドは美しい国だとおもうんだ
でもそれは僕の中のイメージだけの話だ
ネットやテレビやらで、流し読みした薄いイメージだけの

だいたいは総取得時間15分にも満たない
印象だけで
僕の虹は色めいてんだ

ミミズクの二重の命のような眼球と脳みそは
雨上がりの虹をどんな意味で象り
暗がりの密林から除きみてんだろう

その先にある 解釈の形が奇形じみてんなら
肉体が溶けて異世界へ吸われ
ぼくはあえぐ
あえぎ続ける

たとえばだ
たとえば巨大

目を閉じた世界に現れるそれぞれのそれは
都合のいい場所に配置され 愛で そう
まるで愛のように眺められるだろう

たとえば15センチの刺殺

鳥かごへ向かう15センチずつの刺殺
先端は時折カチャカチャと
涙は顎先でまた触れ
廊下にシミをつくる

たとえばだ
たとえばペニス以外
にボロ切れをまとい観光通を散歩

たどたどしい道すがら 出口の文字は読めず
ただただ頭の箱庭で
強い快楽を貪る 唾液が太陽を写し弱く光るが
舐めとっても同じ圧力が続くだけ

日差しの暖かさを主人に肌のある箇所を
激しく触る境目に精神を投げ出す

それが毎日続き 悪者を探すが遠くに行かないと居ない
がその非到達さにも慣れ
カタツムリを踏んでも靴の汚れが気になる

たとえば
祈りの手の形
得体の知れない神の救いを待つゴースト真剣白羽取り

少女は大人の体重の下で圧殺され

夜の死体はラブホテルのネオン管を踏んで羽ばたき上昇し
白鳥座が飛び立つ妄想のみで世界と戦う幽霊少女

ネバーエンディングストーリーに吐き気がし
多様性のある自傷行為と自慰行為で
自分の形を保とうと試みる

早く世界が終われば良いと
ポジティブなコピーを作成し
電子のオンオフにただよう

それが毎日続き
星の皮膜を剥いだら本当の世界が現れる事を祈る
がその非到達さにも慣れ
ミミズクに射程距離内から見られているが
自分以外の人間を探しているので気づかない

たとえば奇形児はぬいぐるみなら可愛い
布切れで全部覆われていれば生命はグロテスクじゃなくなる

そのキュートさが逆にグロテスクであるのに
気づかないシステムなら 
星の皮膜は脱げて 静かな終わりがやってくる

たとえば冷えたフライドチキンは白鳥の味がする
ソビエト産のフライドチキン白鳥味

ソビエトのツンドラを水かきで蹴り
迫る光源の変質は風速をすり抜け 水は氷 光は煙る

空洞の廃墟まで
泥む(なずむ)ドロを触るこの地へと訪れる渡り鳥

筋肉の繊維の張りと
羽の内側の冷えた風を纏う匂い

殺人の5時間後の昼の静寂の部屋 
発見されぬ遺体とカーテンの匂いと同じ匂い

その美しい淫乱の香り 
射精色の白鳥 
四次元ポケット色の白鳥

逆立ちし水中へもぐり
川べりで水草の葉を採食し 
突き出した首は湯気を立て薄紫の空に混ざる

その白鳥の味がするチキンが
開演前の控え室に溢れかえり床にぼとぼと落ちている

が気に留めず踏みしめる度に 過剰な肉汁がびゅうと飛び散り
小さな虹が付近でポップアップし
おしゃれなエスカルゴがシンクロしてはしゃぐ
そのエスカルゴは突然変異で超能力を持つ

アダムエスカルゴは全てのカタツムリに同じ能力を与え
生き物をテキトウな超能力で蒸発させ世界を終わらす

人間は居なくなりそれでもそれを察知したソビエトの
スーパーコンピューター的なテキトウな機械がネットを介し新種の
肉体を媒介としない電子的なDNAを作成し
新しい生命を作成する
それは形のないネット内生命体で103億の人間の
記憶と意思の電気信号だ

進化したエスカルゴ人VS人工知能を持つ103億の意思
とのネクストワールドピラミッド大戦ショーが始まる

僕と君は
不幸にも肉体を持った鈍重な人間のまま生き残り
武器は無意識クソイマジンのみの偏った奇形弱者

エスカルゴ軍は人工知能103億の電子配線を一斉に切断し
サーバー内部への溶かしバター瞬間移動を無音で行う

僕と君は荒野で何匹かのカタツムリが突然破裂したり
渦巻きが渦巻く方向へ急回転し燃える光景を目撃したりもするが
時折起こるそれ以外は あまりにも静かだった

荒野が
そこかしこから香ばしいバター臭が
漂い 世界を満たしているので笑う

2人は顔を寄せうつむき
唇を 甘く噛み くちづけをし
カタツムリのような舌使いで粘液を混ぜあい
何度も肉体をくっ付けてひとつになろうと体位を回し
目を閉じお互いに もたれてまた目を閉じた

僕たちの空には白鳥が飛びまわり巨大な鳥柱がたつ
僕たちの絶望が無意識のどこかへとまた 
水かきを蹴り風速を彷徨う(さまよう)

朝は昼を待ち 昼に夜を待ち 明け方には君を待つ
君の背中とうなじにくちづけすれば
孤独と愛と声を浮力に 真夜中の星座を越えて羽ばたいて
結末の密室 終わる世界の部屋まですぐにたどりつく
君の全部の穴を順番に塞いであげる
美しい空は 遠いかなただけど
僕の呼吸は君だ
君の言葉は僕だ

早く早く触りたい
君の身体を触覚で象りたい
早く君の内部をのぞきたい
血管の心音の内部を流れたい
2人でまるで愛のように寄り添いたい



夜の朗読会終了

2014-05-19 03:24:20 | インポート
夜の朗読会無事終了しました。
お客様。スタッフの皆さん。出演者の皆様
感謝ですありがとうございました。
このブログは6月で閉鎖するので、引越しします。
gooブログの予定ですが、もし6月以降も見たい人
1人でもいらっしゃるなら、そっちに移動してください。
まだ開設してないのですが、なんとか引越し作業終わり次第
報告いたします。

次はいよいよ北枕ツアーです。
チクチク作業しているのですが、まだ
背骨を作れず大分遅延しております。

ただの恐怖です。

んでもなんとかやります。

日記更新最近してないんすけど
またします。

皆様いつも、気にかけてこのブログに訪れていただいてありがとうございます。