■マロニーちゃん
マロニー株式会社
(英語: Malony Co.,Ltd.)
大阪府吹田市に本社を置く食品メーカーである。
ジャガイモやトウモロコシなどの澱粉麺「マロニー」ブランドの製造元。
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《会社概要》
「マロニー」ブランドを中心に、くずきり・ポン酢などの食品を扱う。
主に鍋の具材として使用されることが多いが、近年では同社ウェブサイトに、マロニーを利用したサラダ・スープなどの各種レシピが掲載されている。
現在は本社と併設された大阪工場の他、静岡県に浜松工場・福岡県に九州飯塚工場・長野県に信州伊那工場の3ヶ所の生産拠点が所在する。
2017年8月1日付で、ハウス食品グループ本社が全株式を取得して、同社の完全子会社となった。
《「マロニー」の由来》
会社名及びブランド名の「マロニー」の由来は、同社ウェブサイトによると、「まろやかに煮える」ことと、創業者の吉村義宗が終戦後のシベリアでの抑留生活中に工場で一緒に働いていた少女「マロン」の明るいイメージを重ね合わせたものであるとしている。
《マスコット》
同社のマスコットは「ヨーちゃん」と呼ばれているが、前述のCMで中村玉緒が口ずさんだ「マロニーちゃん」のネーミングが全国的に世に出たことで、一時期東日本では「ヨーちゃん」を可愛くデフォルメした「マロニーちゃん」のキャラクターを登場させたことがある。
しかし後にマスコットは「ヨーちゃん」に統一されることになったものの、マスコットの名称には「マロニーちゃん」が使われることになった。
なお「ヨーちゃん」は創業者の吉村義宗がその頭文字から「よーさん」と呼ばれていたことに由来する。ちなみに改められた旧社名は、そのマスコットの名前から「ヨーサン食品」という名称であった。
《CM》
女優の中村玉緒が出演する「マロニーちゃん」でお馴染みのテレビCMは、1994年から放映開始。
当初は関東地方限定で放映されていたが、現在は全国で放送されている。
なお、一時期は後述の東西のマスコットの存在も関係し、「ヨーちゃん」が登場する西日本版と「マロニーちゃん」が登場する東日本版があったが、マスコットの統一によって現在は解消されている。
当初の台本には「お鍋にマロニー」「マロニーさん」と書かれていただけで歌唱シーンはなかったが、中村が「マロニーちゃん」と本番前にアドリブで歌ったものを現場にいた河内社長が気に入り、正式に採用された。
《沿革》
・1950年(昭和25年)
◆9月 創業者・吉村義宗が大阪市東淀川区淡路に吉村商店創業。当時はもやし製造業であった。
・1955年(昭和30年)
◆3月 会社組織にして「大洋産業株式会社」を設立。
・1959年(昭和34年)
◆8月 吹田市中の島町に社屋及び新鋭工場を新築移転。
・1962年(昭和37年)
◆3月 澱粉麺の基礎研究・製造研究に取り掛かる。
・1964年(昭和39年)
◆同年12月、麺製法で特許(第449343号)を受けた。
・1967年(昭和42年)
◆3月 ヨーサン食品株式会社に商号変更。
・1978年(昭和53年)
◆5月 マロニー株式会社に商号変更。
・1991年(平成3年)
◆7月 吉村義宗が会長に就任。
後任の社長として長女の河内幸枝が就任。
・2017年(平成29年)
◆8月 ハウス食品グループ本社が全株式を取得。
・2022年(令和4年)
◆4月 チルドを除く家庭用事業をハウス食品へ譲渡。
当社は同事業の製造機能を担うと共に、チルド事業、業務用事業および輸出専売品を継続。
関連項目 ー マロニーとビーフン・春雨等の違い ー
先ず、主原料が違います。
◆「春雨」の原料は、緑豆(りょくとう)やジャガイモのデンプンです。
ツルツルとした食感が特徴です。
◆「ビーフン」の原料は米粉です。
お米の中でも、うるち米が原料です。が原料です。
「ビーフン」は、中国で生まれました。
アジアは小麦の生産が少ないので、代わりにお米を使って麺を作ったのが始まりと言われています。
モチモチした食感が特徴です。
ところてんのように穴から専用の機械を使って押し出して形を整えます。
◆マロニーは、北海道産「じゃがいもでんぷん」です。春雨のイモ類と同じところもありますが、その他に原料として国内製造の「コーンスターチ(とうもろこしでんぷん)」を配合しています。
〔情報元 : マロニー株式会社公式サイト〕
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◆因みに、くずきりの原料は、葛粉(くずこ)、しらたき・糸コンは、コンニャク芋。
マロニーは低カロリーですが、ジャガイモ、とうもろこしのでんぷんが原料。
なので、炭水化物食品と言えるようです。
血糖値の関係でしょうが、上げにくいものであれば同じようなもので、春雨も豆類で炭水化物でありますが他の物より急上昇は抑えられます。
麺類という意味なら“こんにゃく麺”とかが健康食品と思われますが。
関連項目 ー ヘルシー(Healthy) ー
ヘルシー(healthy)
健康な・衛生的な・有益な・莫大なというようなことを意味する英語表現である。
《意味》
ヘルシー「healthy」は、健康な・健康に良い・健全な・衛生的な・有益な・莫大なといった意味を表現する形容詞である。
《健康》
(けんこう)
(羅: salus、独: Gesundheit)
(英: health)
心身ともに健やかな状態であること。
疾病の予防や健康の保持、増進などを健康管理(けんこうかんり、英: health care)といい、身体の状態のみでなく、精神の状態を表す時にも使われている。
《概念》
健康の概念は、1948年の設立における世界保健機関憲章の前文にある、以下の定義が有名である。
身体的・精神的・社会的に完全に良好な状態であり、たんに病気あるいは虚弱でないことではない。
1951年(昭和26年)官報掲載の日本語訳は、完全な肉体的、精神的及び社会的福祉の状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない。
この定義は、健康に関連する権利が不可分かつ相互依存であることを示している。
世界保健機関は1999年の総会で健康の定義として以下の定義を提案しているが、審議には至っていない。
強調は1948年との変更箇所(原文に強調はない)。
健康とは身体的・精神的・霊的・社会的に完全に良好な動的状態であり、たんに病気あるいは虚弱でないことではない。
社会的な健康の概念は、健康の社会的決定要因により説明される。すなわち、裕福で、富の分布が公平な社会にすむ人たちは、健康である。
また、どのような社会においても、社会的地位が低いと、平均寿命は短く、疾病が蔓延している。
健康に関わる日本国憲法に定められている健康については、
「すべての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない」とある。
《健康の前提条件》
健康づくりのためのオタワ憲章では、健康を達成するための前提条件(Prerequisites for Health)が明示された。
1.平和
2.住居
3.教育
4.食糧
5.収入
6.安定した環境
7.持続可能な資源
8.社会的公正と公平
これらの健康の前提条件は、1998年に健康の社会的決定要因として整理されている。
《健康観》
健康観(けんこうかん)
(英: health view)
個人が健康という事象をどう捉えるかという、健康に関する主観的な基準であり、人は各々の健康観に基づいて自分の健康状態を判断したり、健康に関わる行動を決定している。
健康観は各人の社会的属性・人的属性により異なり、変化するものである。社会的属性とは、会社、学校、地域、国、文化などであり、人的属性とは性別、年齢、身体状態などである。
感染性疾患から慢性疾患へと社会の疾病構造が変化するにつれて、病気と対置する健康から、豊かな生活を送る上での健康へと健康観も変化しつつある。
オタワ憲章では「健康は、生きる目的ではなく、毎日の生活の資源である」と謳われ、病気を一定の制約として受け入れた上で、与えられた機会の中でより良い生活を送るために自らの健康をコントロールする、ヘルスプロモーションの理念とともに新しい健康観を打ち出している。
健康は生きる目的ではなくて毎日の生活のための資源である。
医学・福祉に従事する者は、健康を医科学的側面と価値観的側面の両立を成しえてこそ維持されるものであり、その点で健康観的な研究、あるいは知識を身につける。
健康観の研究は、多分野によるアプローチが行われている。
健康観の研究は、医科学的な分野ではない。
文化学的、学際的要因と関連がある。そのため、これに研究従事する人々の属する分野は様々である。
《健康維持》
ハーバード大学医学部によると、健康を維持することは偶然ではない。
それは賢いライフスタイルの選択を必要とする。
1.健康を維持する食事には、玄米などの全粒穀物、ピーナッツなどに含まれる食物繊維、新鮮な果物や野菜、不飽和脂肪、オメガ3脂肪酸が豊富な食品が含まれる。
2.白米、麺などのような精製穀物、クッキーなどの加工食品を摂取しないことは、健康的な食事のもう1つの要素であり、お菓子、砂糖で甘くした飲み物は食べないほうがいい。
3.健康のためには身体活動も必要である。
4.医師との良好な関係を確立して、喫煙しなく、隠れた癌または高血圧、糖尿病、悪玉コレステロールをコントロールすること。
5.大気汚染を防ぐために、家庭用ガス機器を使用せず、エアコンと空気清浄機のフィルターを定期的に交換し、空気質指数が不健康な場合は、交通渋滞の近くでの野外活動を避け、外出するときはN95マスクを着用すること。
〔ウィキペディアより引用〕
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