五十路男の失敗日記

生涯独身男の青春の挽歌

惑星観望 2020春

2020年05月01日 | 天文
籠城中のひとり遊び。
といえば天体観測ということで、さっき望遠鏡を観測所に出して西空の金星を見てみた。

先月だったか、数時間かけて光軸調整した12,5㎝反射望遠鏡のテストもかねての観望…
調整自体は、非常にうまくいった感じでこれまでにないシャープな見え味、とりあえず成功です。

金星は現在、最大光輝の頃で、三日月よりやや肥った形。
明るさはマイナス4,5等。

低倍率(37倍)で見ても、はっきり形がわかるくらい大きく見えています。
写真撮れるかな?とコンパクトデジカメを向けたけど、ブレがひどくて…
トップ画像は、望遠鏡天地をひっくり返して正立にしてあります。

金星はあまり高倍率にする必要はなく、この望遠鏡でもアイピースは9ミリ(111倍)で十分。

これから金星は、見た目太陽に近づき、細くなって見えなくなります。
その後は明けの明星となります。



昨夜は、明け方の南東の低空に木星をとらえました。
こちらも明るさマイナス2等ですぐ見つけられます。



写真は無理だったのでスケッチ

こちらも結構大きく見え、7ミリ(143倍)まで上げてみると赤道の2本の縞模様と、南側にもう一本薄く縞らしいのが見えます。
縞が複雑な構造をしていて、単なる黒いスジでないことがわかる…
光軸調整がうまくいって、なかなかシャープな見え味に満足しました。

思い切って望遠鏡の調整をしてよかった、という感じの昨夜と今宵でした。