横山光輝の世界展

横山光輝の世界展
川崎市市民ミュージアム

  

　　

 

　２００４年４月に急逝した横山光輝。　５０年の長きに渡り、今のアニメ（マンガ）の草創期から第一線で活躍し、その礎を作った一人であることは間違いありません。　彼の足跡とその歴史を物語る展示会が川崎市市民ミュージアムで開催されていました

　ほぼ川崎市民と同じくらい、多摩川を隔ててすぐそばの東京都民の僕は、前から一度この川崎市市民ミュージアムと岡本太郎記念館には行ってみたいと思っていたところでした。
　
　川崎市市民ミュージアムは等々力緑地内にあり、やや車でないとアクセスは悪いのですが、調べてみると川崎駅前始発で終点が市民ミュージアムで１本でした。　久しぶりにバスに揺られ、土曜日でしたがお客さんもまばらで空いていて、ゆったりまったり小旅行を楽しみました～

　子供の頃、ＴＶで「鉄人２８号」を見ていた記憶があります。　まだ幼くて、そのイントロ部分でグリコのＣＭが入り、鉄人の黒い影が映し出されたとき、何故か怖かったことを今でも憶えています

　展示会場まで間に出迎えてくれたのはジャイアントロボでした。　このロボ像、一体４０万円で売っているそうです

ジャイアントロボ

 

　展示会場は、「鉄人２８号」を中心に、「ジャイアントロボ」や、「魔法使いサリー」、0「コメットさん」、「伊賀の影丸」、「仮面の忍者赤影」などの原画やセル画、グッズ等が所狭しと展示してありました。　小さい頃に買ってもらった「鉄人２８号」のブリキの人形や、お年玉で買ったメンコ、ワッペン等、懐かしいグッズも沢山ありました。

　相変わらず写真撮影はダメなのでご紹介できないのは残念ですが、毎回こういう展示会で思うことは、過去何度もこのブログでも書いているのですが、せめてメインテーマ、この展示会では「鉄人２８号」ですが、それだけは写真を撮っていいコーナー（先日の「ウルトラマン展」もそうでした）を作るべきだと思いますね　

　色々見て回って記憶を呼び起こしては楽しんでいましたが、妙に記憶に残ったのは、「コメットさん」がＴＶドラマ化され、コメット役を九重佑三子さんが演じていましたが、コメットさんが住む家のお父さん役が伊丹十三さんだったのはビックリでした（笑）

　あと、「仮面の忍者赤影」のＴＶドラマで赤影役を演じた坂口祐三郎さんは、あの赤影の仮面をずっと自身での手作りされていたそうです。　また普通のものではＴＶで光ってしまうので、光らない素材を選んで作っていたそうです（笑）　昔は主役とはいえ、色々役作りに苦心されていたようですね

　ミュージアムショップでは、昔懐かしい鉄人の復刻版ブリキの人形を売っていましたが、一体５万円もするので残念ながら手が出ませんでした　一万円ぐらいなら手が届くんですけどね（かみさんには内緒で）

 

トーマス転炉鉄人化計画

　　

 

　「鉄人化計画」とは、川崎市の産業遺産として中庭に置かれた製鋼用のトーマス転炉（高さ６．７ｍ、重さ６０ｔ）を母体に、建材用のプラスチックシートを使用し、鉄人２８号の頭部に変身させるもの。　転炉を傾ける巨大歯車などはそのまま活用している。
　コンセプトは「建造中の鉄人」。　そのため足場は残し、「正義の味方は簡単には完成しない」（同館）とか。

　転炉は日本鋼管（現ＪＦＥ）が１９３７年に導入し、約２０年稼働させた。　黒光りする重厚な外観が鉄人２８号のイメージに重なり、プロジェクトが始まったそうです。

　制作を担当したのは、スポンジでつくった巨大昆虫のオブジェで知られるアーティストのヨシカワゴエモンさん（４９）。　会期中の１月８日まで見ることができますよ（これは無料）

 

 

 

　　　 オフィシャルサイト　　「川崎市市民ミュージアム」