□作品オフィシャルサイト 「ミッシング」
□監督・脚本 吉田恵輔
□キャスト 石原さとみ、青木崇高、中村倫也、森 優作、有田麗未
■鑑賞日 5月27日(月)
■劇場 チネチッタ
■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)
<感想>
親であれば誰しも、子供が失踪したら取り乱してしまうに違いない。
少しでも手掛かりをと、あらゆる手段も講じるだろう。
それはマスコミの報道も時に縋る思いで懇願するかも。
この映画は、沙織里(石原さとみ)がありとあらゆる手段で、
半狂乱になりつつも必死になって一人娘を探すプロセスを描いている。
似たような事件が幾度かニュースになったこともあり、
悲惨な結末を見せられることも多々あった。
最近ではニュースよりも、それを見た人間の勝手気儘なSNS投稿が、
更に二次被害のように当事者を苦しめることになる。
途中から、この映画のオチをどうつけるかに興味が湧いたが、
ああいう形での処理になってしまうのかなぁとちょっと失望。
青木崇高(父親役)も中村倫也(TV記者)はまあまあ普通だったが、
やはり特筆すべきは母親役の石原さとみの演技だ。
この映画、実話ベースなのだが、自身も第一子を産んでからの復帰作。
吉田監督と仕事がしたいと懇願したいと直談判したという。
かなりの思い入れを持ってこの役に臨んだのだろう。
苦悩と狂気、そんな女優人生を賭けているとも思える迫力ある演技でした。
現在彼女はテレ朝系で「Destiny」に出演している。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます