「風立ちぬ原画展」/西武ギャラリー

「風立ちぬ原画展」/西武ギャラリー

 

７月２０日に全国公開となったジブリアニメの『風立ちぬ』。
これを記念して西武ギャラリー（池袋西武）で「原画展」が始まりました
この日は有給を取ってたので、平日（金曜日）でしたが、
会場は夏休みも手伝って結構混んでいました
ただ、思ったより子供の姿は少なかったですよ。
それは、この映画がジブリ映画には珍しく大人テイストだからだと思います。

 映画のレビューはこちら　　『風立ちぬ』

 

　　　 

これは、スタジオジブリ作品の美術資料をまとめた画集「ジ・アート」と連動した
企画だそうで、宮崎駿監督が『風立ちぬ』の制作初期段階にイメージボード、
キャラクター設定、背景画、美術監督による美術ボードなどを用意した
原画約１００点を厳選して出展
「大正から昭和前期にかけて緑の多い日本の風土を最大限美しく描きたい」と
いう宮崎監督の思いのもと、世界が認めるスタジオジブリの美術スタッフが
描き出した背景画は、美しくも懐かしいアート作品となっていましたよ。

当然、映画『風立ちぬ』は観ていたので、その世界観を再度原画で
確かめてみたかったのです。　この映画がどのようなプロセスを経て
作られていったのかを、知ることができました
宮崎監督は特に飛行機を好んでいるそうで、その力の入りようや
細かいディテールに触れることができました。

一度観ただけでは、なかなか捉えられない部分も、
こうして断片的ではあるものの、主人公たちの表情や、
自然溢れる背景等を見ると、もう一度映画を観てみたくなります。
映画の方は賛否両論あるみたいですが、
大人が観るべき映画だと僕は思います。
そこには宮崎監督が思うところの、
戦争を引き起こしてしまった大人への責任と懺悔を、
堀越二郎と堀辰雄の人生をベースに、主人公・二郎という
フィルターを通して、描いたものだと思えるからです。

そうそう、劇中で二郎が飛ばしていた「九試単戦 紙飛行機」が、
各日先着５００名にプレゼントされましたよ～
まだ、作って飛ばしてはないですけどね～


池袋西武ではこの原画展、終了しましたが、
８/７～８/１３までは横浜そごうで開催されます。
横浜方面の方はお見逃しなく