水墨画・墨彩画家 岡田潤のあッこりゃまた日記 

水墨画・墨彩画家。児童文学作家。花のスケッチが趣味。絵を描く事で物語が生まれる! 日々、楽しいことばかり!

秋を描く 小学生(六年) 水墨画教室

2017-10-15 | 子ども水墨画体験教室

10月 6日㈫ 東京都 昭島市拝島第二小学校で子供水墨画教室をしてきました 。

秋の味覚 柿・栗・・きのこ・さつまいも・かぼちゃ・葡萄…。

秋の草花も用意 リンドウ・菊・水引・秋海棠・ホトトギス・ススキ・秋桜

(他、子どもたちも、描きたいものを家から持ってきています)

 

いつも同じですが、黒板に張った和紙に、まず私が見本を描きます。墨の濃淡からはじまって、点線面 かすれ、にじみ。

私の絵を真剣に見てくれる子どもたち。後は自分で!! 

線や点の練習、濃淡。いろいろな水墨画の技法を子どもたちは体験していきます。

  

点・線・面で、同じ素材をいろんな描き方で試してから、本番です。 

図工の時間、二校時で初めての水墨画体験。最後は色紙に一発勝負。落款を押して出来上がりです。 

 

秋をテーマに 子供たちの個性が光る作品。素敵な色紙が揃えました。(一クラス、色紙が乾いたもの 一部)

展示の様子を図工の先生が送ってくれました。今年で二回目の拝島第二小学校です。大胆な絵。勢いのある絵。かわいく仲良く二つの素材が並んだ絵。秋の風が感じられる雰囲気のある絵。お月見の絵。(前日が中秋の満月)物語がある絵。優しい繊細な絵。本当にこうして見ると本当にどの絵も素敵です。性格がその時の感情が、色紙の中に!個性がキラキラしています。

↓ また、図工の先生に学校に展示してあった、子どもたちが描いた絵「風神雷神」を見せていただきました。(展示一部)

 

こちらは、和紙に墨(濃い墨のみ)でしっかり輪郭を取り、色鮮やかに着彩した作品。風神雷神という日本の文化。それを子供たちの自由は想像力で、こんなに楽しい作品にする。描くのにも時間がかかると思いますし、アイデアを練る時間も。(六年生の展示作品を見ながら、来年、自分だったら、どんな絵を描こうかと考えている五年生もいるとも)

六年生で日本の歴史を学び、日本の文化に触れて、その一端を筆と和紙で表現してみる。「水墨画教室墨の濃淡だけで描く。素材をじっくり観察しながら一気に描く集中力と。 「風神雷神」子どもたちの想像力と色彩の表現。同じ子の作品を二点、比べてみたい! T先生は、いろんな要素を考えて、子どもたちの感性をのばす指導をされているんだなと改めて関心しました。六年間を通して子どもたちの心と技術の成長を感じられるって、すばらしい!

私は水墨画しか教えられませんが、こうして子どもたちの作品に会わせていただけること、本当に幸せです。 

子ども水墨画教室を初めて10年です。毎年、続けている小学校の他、いろいろな学校に呼んでいただいています。図工や総合の授業など。二校時で色紙を仕上げます! テーマも、季節のもの~動物~自画像~…風景…木と自由。全員で同じ素材(これも、みんな違って!とっても面白いです)

子ども水墨画教室について問い合わせなど、岡田潤HP 潤墨画より連絡いただければと思います。

 


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