↑ これは、幽霊ランナーの1シーン。
一枚の写真からおこしました。
グランド遠くに見える二人の走者。息子のマラソン大会の写真。
第三章 ベストをつくせ! 完全燃焼 の1シーンです。
マラソン大会、試合運び、実際に私が観戦した大会そのままなんです。 今でも、このシーンは目に焼き付いている。私の感動が、選手たちの走りが、そのまま文章になりました。
いつもは、絵を描いてから文章を添えていく物語の作り方をしていますが、幽霊ランナーは、絵がかけませんでした。あまりにも実際の映像が、鮮明に心に残っていたからなんです。
幽霊ランナーを読んでいただいた方も、まだの方も、是非、この写真、(人物ちいさい~~~。たまたま撮れていた奇跡の一枚)みてやってください。
今、幽霊ランナーは、いくつかの地域で、夏休みの読書感想文 課題図書、推薦図書に指定されています。
この本は、一人のスポーツが苦手な少年がトラウマを乗り越える話です。自分に自信がなく、いじめにも合う。でも、ある出会いから彼は自分の力で走り出す。目標を見つけます。自分の追いかけたい、こうなりたい姿を見つけた一夏。
刊行から一年たって、やっと絵を描くことができました。少しだけですが、今、描きたいシーンを水墨画で絵がいてみました。
希望
↑ 私の好きなシーン。 ↓始まり。一つらい時に、出あった一筋の光。自分もあんなふうにはしれたら。
友情
↑ 速筋と遅筋 違う体格の二人。お互いの素質。尊敬しあえる仲に。
祈り
↑ 物語に、藤の花がでてきます。藤の幹、苦しくもがくようなくねった幹、なにかにしがみつくすがるような弦。 そして、襷を受け取るように、桜が散るのをしっかり受け止めてから、一気に花さく姿。藤の花の思い出。
走れ、自分らしく
いろんな走りかたをする子どもたち。それそれの速度で。自分の足で。
多くの子どもたちの元にと届きますように。大人の方も是非!