紫陽花の季節です。
今年は、紫陽花も早かった。そのおかげで5月初旬から、紫陽花のスケッチができました。使用した顔彩は(群青)(浅葱)それと(紅梅)(若草)
私は浅葱色が好きです。この色は、ごく薄い藍色というか、その時その時により、私の中では、水色になり、空色になりと、描く対象の色に変わる。今回は、まさしく、あじさい色に!
筆を和紙に置いた時、わ!と広がる紫陽花色。それが、墨彩画のワクワクするところです。墨彩画は、絵皿の上で色をつくることはしません。絵の具(顔彩)そのものの色を筆で拾って、和紙の上で。筆の動き、押し付け具合、動きの速さによって、色が混ざっていく。どんどん色が変わっていく。
最後に、筆を持ちかえて墨でいれると、また色がより冴える。
色 墨 水 が和紙の上でまじりあう。あっというまです。
紫陽花の色紙一枚を、いっきに描く時間は1分程度です。3分あれば細かなところも描けるかなと。 時間がかからないというのも、墨彩画・水墨画の魅力です。
(もちろん、じっくり、ゆっくり筆を動かしていくとまた、雰囲気のある絵ができてきます。かすれやニジミ。たらしこみなど、いろんな技法があります)
墨彩画・水墨画は、描く対象、描く気持ちによって、絵がかわります。私の場合は、花のスケッチが趣味なので、紫陽花も「わ!今年も会えた!」 という気持ちで描いています。とにかく、毎年、季節の花を追いかけてスケッチ。まにあわず眼に焼き付けるだけの花も多々。
そんなわけで、草花を描かせたら、上手くはないですが、活き活きとした感じと「この花、好き!」という気持ちが入った絵になっているかなと思っています。
自画自賛! (#^^#)
↓ 雨に濡れる紫陽花も、イメージで描いてみたり。
↓ こちらは、細部まで線でスケッチしたもの。
★★ここからお知らせです★★
★第十三回潤墨会展★ ← 岡田潤HPみてください~。明日からです。
6月4日(月)~9日(土) AM10時~PM6時 (4日はPM1時より 9日は、PM4時まで)
私が主催する水墨画・墨彩画の会 潤墨会の社中展です。生徒さん(有志)の作品、40点近く展示します。個性きらきらです~。草花~風景~物語の絵、歌舞伎、阿波踊り…細かな繊細な絵。大胆な迫力のある絵。墨彩画でのいろいろな表現。楽しい素敵な作品がそろいました。
小津和紙は三越日本橋本店から、徒歩3分。和紙の老舗、素敵なお店。その二階がギャラリーとなっています。
私も、一点だけですが、一気にかきあげた紫陽花の作品を展示します。本紙が、縦140㎝×横50㎝。かなり大きな軸です。岡田潤の著作の本、絵葉書なども紹介、販売します。
お時間がありましたら、ぜひ、日本橋までお出かけください。
水墨画・墨彩画の魅力を伝えたい! 岡田潤でした。
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