daddy-kのいきあたりばったりⅡ

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北大植物園で春めぐり

2024-05-01 | 札幌の四季

冬季間お休みだった北大植物園、屋外部分がオープンしたので春を愛でて来ました。ふぅ北海道の春は忙しいなと嬉しい悲鳴ですが、この時期楽しみなのがここでしか見た事の無い黄色いミズバショウ。今年はまだ小さいです。あと一週間位で見頃かな?

キクザキリュウキンカ(中)はいま見頃ですが、普通のリュウキンカはもう半分くらいは花が落ちていました。それを見ながらいつものように時計回りで高山植物園へ。

アポイ岳も花のシーズンの始まりかな?と思いつつのヒダカイワザクラ、テシオコザクラにユウバリキンバイ、エゾノチチコグサ… 鉢にプレートが付いているので助かりますが、さすがに高山植物の女王コマクサはプレートが無くともわかります。ただいま可憐な蕾が顔を出し始めたところです。

 

本日はお日柄もよろしく… と、ゼンマイの茎の綿毛を集めているヒガラに出会いました。カラの仲間では一番小さい鳥だそうです。

アイヌ民族の子供達は綿毛を集め毬にして遊んだそうですが、ヒガラは当然巣作りの材料でしょう。意外なものを使うのでびっくりしましたが、柔らかくて最高のベットになりそう。口一杯に綿毛を咥えて運んで行きましたが頑張ってね。

高山植物園でもうひとつ、コジマエンレイソウがいま見頃でとてもきれいでした。

湿生園からめがね橋にかけてのミズバショウは、もう白い苞は見えません。子供達を連れ植物園に来始め頃はG.Wが見頃だったのですが、札幌の気温は世界の気温上昇より高いのでは?と思うくらい春が早くなってきている気がします。

ミズバショウの上で赤い小さな花を咲かせているのはカジカエデ。日本固有種だそうですが本州で見られる木だそうで、北海道で見られるイタヤカエデと比べ花がダイナミック。バラ園の中の小さな池にはオタマジャクシが一杯。捕食者がいない環境でノビノビ育ったのでしょうが、これがみなカエルになるまで成長したらと思うとちょっとホラーな位に。

春が早くなっているとボヤきましたが、好きなフキタンポポ(上左)は終わりかけ、ミツバツツジもキタコブシ(上右)も終っていますが、北ローンのライラック並木でいま元気に咲いているのがミドリザクラ(下段左右)で、これはマメザクラの変種で自生しているのが発見されたものだそうです。なお下段の中央はオオカメノキです。

ほかにもシラネアオイ、ムラサキヤシオ、ミネザクラなどが見頃で、毎年のことですが、北海道の春は一気に爆発するから忙しい… と、また愚痴(?)の繰り返しですが。