daddy-kのいきあたりばったりⅡ

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北海道大学のモデルバーン

2024-11-15 | 北海道を学ぶ

還暦を過ぎ頃から先人の苦労話とか、そうしたものが展示されている場所に興味が湧き… といっても、"先人の歴史を学ぶ"などという大それたものではなく、小さい頃の思い出と重ね合わせ、「ああそうだったねぇ」と、ノスタルジーに浸るという程度の話ですが。

北海道大学の敷地内にあるこの模範農場は、札幌農学校時代の明治10年(1877年)に出来、北海道の農業振興に大きく貢献。

お手本となったサイロなどの建物は、北海道の風景に馴染み"北海道ノスタルジック" という感じを出してくれて、その雰囲気がとても好きですが、この日はそこに収蔵されている農機具などを見てまわる事に。

穀物庫(コーンバーン)=写真右には我国で独自発達した鍬類が展示され、国内唯一の鍬や鋤の標本群として全国から集められたそう。一つずつ詳しく見ていないのですが、土の違いや作る作物により最適化された工夫を、もっとゆっくり見て思いを馳せるべきだったと反省。

輸入機械を参考に小型軽量化された手押播種機や鋸などの展示の他、暗渠に使った馬蹄形土管(左下)を見ると父親が作業していた姿が思い出され、北海道ではあまり水に困った話は聞かないのですが、泥炭に近い水捌けの悪い場所は結構あり、我が家も然りでした。

我が家では種播機を使う程の規模では無く、農作業は人力で相棒は馬でしたが、畜房にはそうした農耕馬と馬具に関するものが集められ、ガラ(首輪)やウェスタン鞍、モンゴル鞍、和鞍などを展示。ふと、もう何十年も馬に乗っていないなぁとは余談ですが。

そして鉄の馬 トラクター。私はオールド・トラクターが好きで、土の館とかも見に行ったなぁ… はともかく、HOLDER、MAN、LANZなどの海外製に並び、昭和22年に制作された三菱TA25クローラトラクターが見られたのも嬉しいです。

この日はバタバタとただ歩き回っただけで、一つ一つの展示をゆっくり見ていないなぁ…そしてサイロが好きですが、市内では何ヶ所も見られなくなったので、またゆっくり見に来ます。何より展示説明の細かな文字が読めるうちに(?)。

 

帰り道は寂しくなりました。イチョウも今はかなり葉を落としていたので。

10月の下旬はこんな感じだったのですが、木々はいいなぁまた来年には若葉が萌えて…

寂しくなった頭部、鏡を見ては羨んでいます。

 



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