daddy-kのいきあたりばったりⅡ

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サッポロピリカコタンとイオルの森

2024-09-05 | 北海道を学ぶ

先日参加したウポポイとサッポロピリカコタンのツアー、ブログではウポポイの事だけで終わってしまいましたが、ピリカコタンも見所が一杯で、私が知っている昔の姿とは大違いだったので、先日あらためて行ってみました。

特に気になったのは「イオルの森」で、これは昨年春から始まり、アイヌ文化と切り離せない狩猟・採取の場を再現しようと始まった取り組みだそう。知らなかった! とても良い事ですね。※ NPO法人近自然森づくり協会HP⇒ https://morihug.net/square/001153.htm より

市内から定山渓方面に向かうと見えてくる観音岩山は通称「八剣山」。軽登山にも最適で、私は秘かに「ステゴザウルス山」と呼んでいるのですが、そこからは間もなくで目的地。

イオルの森はまだ1年目なので、ヒョロとした植物もありますが、アイヌの人達がどのように利用したかの案内板も多く設置され、来年その次がとても楽しみ。土が合わずに絶える植物も無く、みんな大きく育ちますように。

北海道の大地の女王、オオウバユリも結構植わっていました。その上にはトンボも。秋の気配ですね。もう9月ですし。

屋外に展示されていたイタオマチと言う板を取り付けた舟は、海洋に出る時に使われたそうで、これで海外と交易し、夷酋列像に出てくるような豪華な衣装などを手に入れたのでしょうか?命がけの航海だったのでしょうね。

自然の里ゾーンにはイユタと呼ぶ水力製粉所がありました。水を流して溜まると杵が持ち上がるししおどし方式で、コトンとゆっくりと時間が過ぎて行くのが心地いいのです。

その前には池がありガマが植えられていました。アイヌ語でシキナ、これは干してゴザを編み、穂はほぐし綿として子供の敷物に入れたそうです。右下はプクサ(行者ニンニク)で、もうネギ坊主の種が実っていました。

館内の展示室(ここから有料)にはたくさんの資料があり、触れるもの多く勉強になります。

中にはどう使ったのかわからないカケスの落とし罠などもあったり、興味深いものも一杯ありますが、なにせ脳のキャパが小さいので情報量に追いついて行けない。これは何度も来て一つづつ覚えていくしか無いですね~

 

と言う訳でこの日は遠くに見える定山渓天狗岳を見ながら帰宅。

でもここに来るのには別の楽しみもあり、すぐ隣が小金湯温泉。そして帰り道には大好きな札幌クラッシックの醤油ラーメンが控えています。また来る理由は結構あるのです。

さて次はいつ来ることにしようかな?