daddy-kのいきあたりばったりⅡ

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太陽がいっぱいの季節は終り

2024-10-04 | 音楽つれづれ

今朝の札幌は冷たい雨の朝、日中の気温は16度までしか上がらない予報、はぁ~ですね。陽が出ていたとしても低く影は長く傾く時期に。もう10月ですからねぇ。

私が生まれる前ですが「斜陽族」という言葉が流行ったそうです。戦後の体制の変化と共に没落してゆく華族を書いた小説「斜陽」から来たそうで、私は読んだ事がないのですが、何となくディランの「ライク・ア・ローリング・ストーン」と重なるイメージですね。

ナントカ族という括りは都合が良かったようで、その辺りから色々な「族」が生まれ、1950年代には「太陽族」が流行り言葉に。子供の頃なのに覚えているのはその頃は一つの言葉が長寿だったせいかな? それから流行り言葉の寿命が夏の太陽の如く短かくなり…。

夜が長くなり何か普段は聞かないものでもと、例によってジャンク・レコード漁りへ。

ふと目が合った「太陽のゴールデンヒット・アルバム」というLP盤が手招きしています。「太陽がいっぱい」などの映画音楽から、ゲイル・ガーネットの「太陽に歌って」まで、太陽と付いた曲を集めた無節操な(?) コンピ物。

普段は映画音楽は手を出さないのですが、8月に亡くなったアラン・ドロンさんの代表作が「太陽がいっぱい」だったな?と、ついまた無駄遣い… と言っても300円ですが。

私は映画は観ないので名前しか知らないのですが、彼はハンサムなスターとして大変人気があったそうですね?いまも笑点で小遊三師が「いないいない アランドロン」とネタにするくらいですから、往年の人気の程がわかる気がします。

アラン・ドロンさんに関連し、もう一つ見つけたのがEP盤の「太陽はひとりぼっち」

こちらは園まりさんがカバーしていたのを思い出します。上のLPには「太陽の下の18才」が入っていますが、あれは伊藤アイコがカバーしていたのも懐かしいです。

ご本人の「甘い囁き」という曲もありましたが、デュエット(?)だけど歌うのはダリダだけ。本人は歌わず、シブい声でセリフを語るだけですが、日本でもかなり売れたと思います。これをカバーしたのが中村晃子と細川俊之の盤で、どちらも目出度くヒットとなり、よくラジオから流れ、歌詞の中の "パローレ” というフレーズは今も耳に残っています。

これを "パロれ" と受け止めた(?) のかはともかく、コミカル・ソングにもこのフォーマットが使われていました。

以前のブログで紹介した好きな北海道出身のシンガー・ソングライターの「本業寺山音」のデビュー作(多分)に「せめて今夜は」という曲があり、その濃い北海道弁に大笑いましたが、フランス語にも聞こえる北海道亀田地方の方言、いいな~こんなパロディも大好きです。※彼は歌手のマネージャーだそうで、芸名はそこから来ている=本業ジャーマネ=そうです。

【関連の過去ブログ】 ⇒ あいてくさい~北海道方言の歌