北一条教会にオルガンが入っている、と先日知ったばかりなのですが、嬉しい事に定期的に昼休みコンサートを行っているとの事で、青空に白が映える教会を訪ねて来ました。
今日は興味深い事に、古楽器とのアンサンブルを聞かせてくれると言う事で楽しみ。
オルガンは背面に設置されていて、コンサートの演奏者も見るには少しには首が痛いかな?なお写真は、演奏前なら結構ですよ、と言う事で撮らせていただきました。
ホームページで拝見すると、ビルダーはP.P.Koeberleとあり、1979年に奉献され、ケース制作はクロダオルガン㈱とあります。
前身はチャーチモデルの電子オルガンを作っていたクロダトーンですね、コンソール部分は三段マニュアルの電子オルガン「3C-1」と似ている気がします…と言っても写真でしか見た事が無いのですが、クロダオルガンになってからは、パイプオルガンの代理店もやっていたと聞いた気がしますので、そんな縁だったのでしょうか?
さてコンサートのプログラムは、以下の4曲。
M1.デンマーク王子の行進曲:ジェレマイア・クラーク
M2.ソナタ ハ長調:ゴットフリード・フィンガー
M3.管弦楽組曲第3番より アリアとガボット:J・S・バッハ
M4.カンタータ147番より 主ヨ人の望みの喜びよ:J・S・バッハ
と馴染みのある曲で、楽しく聞かせてもらいました。
演奏に先立ち使用する楽器の紹介があり、バロック・ヴァイオリンは本物のガット弦(羊の腸)を使う事や、ボゥが山なりに曲がっている(今のボゥは逆に反っている)事、オーボエは下管のキーやレバー類が少ない、などの話に"へぇ"してると最後に、トランペットはバルブを持たないただの管である事=唇だけで音程を作るらしい=など、またまた知らなかった話が。
操作もピッチも不安定だからこそ、後に改良が加えられ今の形態になった訳ですから、演奏にはさぞご不自由があった事と思いますが、アット・ホームなコンサートにしていただいた事に感謝したいと思います。ありがとうございました。