札幌でイチョウが綺麗なのが中島公園と北海道大学。どちらも10月末あたりが見頃なので、まだ少し早いだろうな?と思いつつ、この日は北海道大学の構内を散歩。
北13条の入口から見上げると、半分位は色付いていますが、全体が黄金のトンネルとなるのには、やはりまだ少し早かったようです。でも、南側の薬学部側に植えられているモミジは、ちょうど見頃で綺麗でした。
平日ですが人はそれなりに出ています。並木に沿って進み、西側の丁字路で振り返ると黄色と緑のグラデーションが綺麗。もう4~5日すると多くの木が黄金に染まるのでしょうが、これはこれで綺麗なので満足でした。
次の向かうのは、重要文化財にもなっている明治期の札幌農学校第二農場で、いつ来ても素敵な場所ですが、今日は雲一つない青空なので、赤い屋根がより映えるはずと、紅葉や蔦を愛でながらの散策。
エルムトンネルの上、北18条門を出ると事務所棟がみえてきます。
クラーク博士の提言により建てられた、アメリカ式の牛舎や穀物庫などの建物が並び、来るたびに思うのですが、日本民謡の歌われる郷より、古いマウンテン・ミュージックやトラディショナル・ソングが似合う場所だよね、と思ってしまうのですが。
以前は内部も見学が出来たのですが現在は公開停止中、でも、こうして外から眺めるだけでも充分満足ですし、こうしたサイロなどのある風景が北海道の景色を作っ来たのだなと。
今はそんなサイロも老朽化で次々と取り壊され、こうした建物も見られなくなりました。
下段中央はモデル・バーン(模範家畜房)で、牛の産室等があるのですが、南側の壁に牛の飾りがかかっている事に初めて気が付きました。何度も来ているのに情けない…
構内を出て道道452号線に沿って南下すると、左手に平成ポプラ並木や第一農場が見え、草をはむ羊や牛。
羊たちが草をはむ向こうには札幌駅周辺のビルが立ち並び、ビルの手前に見えるのは元祖?ポプラ並木。
こうしたのどかな風景が街中に広がっていて、癒される街サッポロですと、自慢したくなるのは、お国自慢に聞こえて申し訳ないのですが。
■追記 10月31日には見頃を迎え、見事な黄金のトンネルが出来ていました。