久し振りに北海道大学の植物園に、というか、今年初めてなので、今年は黄色い水芭蕉も、フキタンポポも、ハンカチの木も、レブンアツモリソウも見なかったなぁと、これは出不精の反省ですが、その分今まで見た事なかったランも見られたのでまあ良いかぁ?と。
キンセイランには "万太郎の心を震わせた" と説明がついていて、牧野富太郎をモデルにした朝ドラがあるのですね? 絶滅危惧種Ⅱ類だというキンセイラン、東南アジアのケンランは初めて見ました。
好きな高山植物の展示場所、ウスユキソウ以外は初めて見たような気が…とは、ただの私の健忘症かも知れませんが、春が早かったのと初めて7月初旬に来たのが幸いしたかな?
普段は品種名だけ記憶していた私、この日は珍しく「科」まで読んで見ると、バラ科の花が意外に多い事を知り、臨時でバラ科特集で見て回りました。
リンゴやサクランボ、ハマナスあたりがバラ科なのはさすがにわかりますが、チングルマもそうだったのですね、花の多くはもうフワフワの綿毛になっていて、これ一輪だけなんとか発見。ヤマブキもヘビイチゴもバラ科なのですね。
何より驚いたのがシモツケ類もバラ科だったこと。そしてナナカマドも!と、知らなかったのは私だけだと思うのですが、調べるとベリー類、ビワ、コデマリなど仲間が一杯。
先日はバラの種類の多さに驚いたけれど、今回は仲間の多さに驚かされました。
さてその他を見て歩くと、ヤマゴボウの花が咲き始めています。
地味だけどこの花は好きだなぁ、という私の独り言は無視して、ハナバチがせっせと蜜を集めていました。右端の足元はその蜜なのでしょう。
アイヌ民族が食用や薬用とした植物の展示では、ヤマグワが色付き始め、マタタビも実を付け、そしてヤマブドウも。みんな山で遊んだ子供の頃につながる実です。
そしてアイヌの人達の大事な保存食でもあったオオウバユリ。
都会とは思えない静かな森の中、さすがにまだ早いだろう?と思っていたら、フライイング気味に咲いている個体もありましたが、見頃は今月中旬頃からお盆にかけてかな。
たくさんの花が、それこそ百花繚乱に咲いているのですが、その内から見頃だった花を。
1つ疑問は上段の左から2番目。花はドクダミなのですが葉のふちが赤く、陽当たりが良くてこうなったのか、それとも東南アジアのゴシキドクダミなのか?説明看板が見当たらず、今度聞いてみなくてはなりませんね。