里山農業 農閑期
楽しい、大ちゃんとの介護 ( その1の巻 1回目)
大ちゃんが里山にやってきたのは、20年前。
里山のおうちには、シバちゃんがいた。
大ちゃんとシバちゃんの出会いは、お互い鼻がくっつくほど近かづいて、そして離れた。
お互いの距離を確かめた。
大ちゃんがフーと吹くのでなく。ジバちゃんが吠えるのでもなかった。
その日から、大ちゃんとシバちゃんは、とても仲良く暮らした。
老犬になっていたシバちゃんは、大ちゃんから若さを感じてとてもはつらつとした。
大ちゃんは、シバちゃんをおっかけて、じゃれあった。
大ちゃんは、かしこいシバちゃんからいろいろ学んだ。
大ちゃんの猫らしくない行動は、この時シバちゃんから学んだものだ。
里山のおうちは、大ちゃん、シバちゃんが中心の生活が続いた。
シバちゃんが白内障で目がみえにくくなり、腰を痛めたらしく動きにスムーズさがみられなくなった。
それでも、おかけっこをしたい大ちゃん。
シバちゃんは、いろんな所にぶつかって、とうとう大ちゃんと追いかけっこはしなくなった。
大ちゃんは、そっとよりそうようになった。
そして、シバちゃんは、耳が聞こえなくなりサークルの中にブルーシートをしいて、ぐるぐる少し歩くだけになった。
お風呂に入れてもらって、さっぱりするのが楽しみだな。のシバちゃん。
大ちゃんは、おふろは大嫌い。これは、シバちゃんから学ばなかったようだ。
お風呂は、大騒ぎ。
こんな生活が2年近く続いた。
寝ていることが多くなり。 サークルをのついたベッドを用意した。
サークルのついたベッドでねてばっかりのシバちゃん。
食べる時だけ起きていて、ほとんど歯がないけれど口に入れてもらうとよく食べた。
暑くなって、食欲がなくなってきた。
水やアイスを少しずつ飲んだ。 ベッドですごすこと3か月。
毎日体位変換をした。身体をふいてあげた。
だから、シバちゃんは、大ちゃんがいつも横にいる介護され犬だった。
9月1日 シバちゃんは、旅立った。
それから、シバちゃんは、いろんな所に引っ越し。いろんな冒険をした。
大ちゃんのそっと見守る介護だった。