辛いの好きな方ですが、人並な私。
人並みと言いながら、多分結構いけるクチ
でも、明日を考えていっつも大辛レベルで止めときます。
そんな中、辛い好きの奴が私に辛さの教鞭を執ってきた。
彼曰く、辛さに対して青天井の自分みたいに辛いのを極めると辛さの中のしょっぱさ、甘みや旨味がわかるらしい。
私曰く普通の辛さでそれがわかるほうが美味しいと思うが、鼻の穴おっぴろげのドヤ顔で、言ってるんだからその青天井ブリを試していただこう。
好きでたまに行く辛まぜ麺やさん。辛さが選べます。1〜10まではただで辛くできます。30までは有料で100円くらい取られます。店の名前を付けた辛さはさらに上(有料、要予約)
一日目は様子見で店長おすすめ辛さを食べる彼。
私はいつもの5辛を食べました。
5辛〜7辛が人気みたいです。
二日目は10倍。彼は全然辛くなくて普通に美味いですね。辛さはどこにあるんですか?
と、耳打ちしてきました。店が小さいので耳打ちでないと店長さんに聞こえてしまうことの配慮かと思われますが
こーゆーときはドSな私。
聞こえるくらいで大きな声で?辛くない?じゃ30行けば?と、店長振り向く、不敵な笑みw
店長「辛くないですか?また来られるなら30おすすめですね〜」と大人の対応。
彼「じゃ、明日は30でヨロです」
次の日。30を、平らげる彼。小声でまた言ってきます。
「これ、店名辛楽勝っすね」
私はまた店長に聞こえるように楽勝ならいっちゃいなよ、最上級!
店長、またまた不敵な笑み。私はその笑みの意味を知っています。
これより上の辛さは来る日に電話で予約してくださいと、また大人の対応。
数日あけて、電話する彼。
予約して店に向かうと、目の前のコンビニで牛乳飲む彼。
最高に辛いの食うときは、これやるんですよーなんて余裕しゃくしゃくな彼。
このとき彼は、自分の身の上に起こることが予想できてなかったんでしょう。
店に入ると、注文を私にしか聞きません。当然彼は予約してますから。安定の5辛で!と私
店長先に私のを作ってくれました。
先に食べさせてゆっくり鑑賞させてあげようという魂胆ミエミエ
ほぼ食べ終わった頃に、最上級登場!
これを食べきると、写真撮って店に飾っていただけるらしい。
今までの完食者は一人。その人は午後から動けなくなり、次の日のトイレが地獄だったそうです。
そしてその後は7辛しか食べないそうです。
ハナから楽勝モードの彼。私このカラクリ知ってます。
30辛以上は辛子の種類が違うことを…
そしておそらくその辛子の名前はキャロライナリーパーかブートジョロキア
そしてさらにとんでもない量が入ってることも。
店長が作るとき、作るだけで辛いと言わしめるこのラーメン。
彼は一口目は普通に。二口目で一口目の辛さが到達。
三口目で箸が止まり
四口目は見ることが出来ませんでした。3口で動きまでフリーズ。
下向いて口開けてベロ出して、この世の終わりみたいな顔してました。
店長ドヤ顔w
店長の奥様「卵かけご飯食べる?」
と助け船出します。
ドSの私「辛さには青天井なんでいらないと思います」
奥様「でも…もうたべられ」
彼「頂きます!水もください!」
食い気味に言うと、卵かけご飯と水が出てきます。
三口目からフリーズしながらピッチャーの水を完飲した彼。出てきた水も飲み干し、卵かけご飯で舌を癒やします。
そして店長からの追い打ち
「それは多分いけないんじゃないかと思って50辛じゃなくて35辛くらいなんだよねw」
彼「…」
私大爆笑。
店を出ると
彼「世界って広いですね、自分の知らない辛さがまだこんなにあったんだ…」
だそうです。
と、知識なく教鞭を執るアホに仕返しするお話でしたw
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