平等と公平。似たようで違う言葉。
平等は、元々の土台関係なしに、チャンスは皆に与え、どうするかは本人次第。
公平は、元々の土台を考慮してチャンスが皆に行き渡るようにする。
なので、平等は不公平。公平は不平等となるわけです。
友達の息子が高校へ行くときのお話。
野球が上手くても、見える人にしか見えないある道を歩かせないと、注目浴びて上に行けることはない。
まさにそれ。彼より下手な人間が土台のおかげでその道を歩き、彼は土台がないからその道を歩くことができなそうだ。
まぁ、未来は未定であって確定ではないので、もしかしたら将来…ってのもあるが
アピール下手らしいのでどうなることやら…
話はここからです。
私の身近にもいた。
そいつはめちゃめちゃ身軽だった。宙返りとかポンポンやる。
体操やってたらしい。私も身軽な方でしたので同じ体操クラブに入った。
床運動を一緒にやったときに、別のレベルだなと常に感じてた。
私が出来ないのか?前宙、バック宙、伸身、ひねり全部できたよ私も。
でも別格。すべてが高く、すべてがキレて、そしてキレイだった。
今のようにインターネットもSNSもない時代。
彼は街のスポーツクラブから上に行くことはなかったな…
同じクラスに、絵に書いたようなサッカー少年がいた。
兎にも角にもサッカー一筋。まだJリーグなんてない。ワールドカップなどで渋谷に集まるなんてこともない時代。どちらかといえばサッカーより野球って時代。
そんな時代に珍しいサッカー少年は、当然体育の授業や部活でサッカーやらせたら誰にも負けなかった。彼がボール持ったら最後ってみんなに言われてたっけ
ただ、片田舎のスポーツでも学業でも有名ではない学校。
誰か見に来るわけでもなく卒業。
数年後Jリーグ始まったとき、サッカーに興味はなかったが、そいつがいるかも!といろんなチーム見たけどいなかったな…
世の中には注目されてないだけで、埋もれてるやつは一杯いる。
今はSNSやインターネットとか言うけど、それだって完全じゃない。
そういう人材を発掘する物を国は作ったほうがいいと思う。
そこそこ上手くてアピール上手な人間や、土台やコネを上手く使える人間だけが上に行く社会なんて、平等とも公平とも言えない。
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