紀州七代大彦の木の家づくり日記

「ここちよく美しい暮らしのために」
和歌山大阪にて「一軒一軒ていねいに150年」家づくりに取り組み続けています

屋根工事へ。

2018年10月03日 | 家づくり。素材の話(木・左官・工法など)

先週末の24号。もう直撃&21号並みの被害を覚悟して、月曜日どう動こうかと考えていたのだけれど、少し南にそれて、和歌山市は大した被害も出ませんでした。もちろん上陸した和歌山中部にもお客様のお家はありますが、そちらも大した被害はなかったようです。良かった。

と言えば、被害のでた東海地方の皆様に申し訳ないわけですが、20号21号でかなりの被害がでている中では率直に助かったという思いが強かったです。ごめんなさい。

応急修理を施しているお客様家にも何も被害はなく、あとはこれから着実に完全な修理をしていくのみであります。

さて、現場です。

和歌山市木枕のY様家。前回も少しふれましたが今回は棟上げから一月の様子を。(その間に台風がありましたから進捗は遅いですが)

台風前の棟上げ(台風前日でしたね)後がこんな様子。お家の骨格の木組みが終わった所です。

そこから屋根を形作る板を打つためのタルキを打っていきます。

これは屋根の端部に入れる部材なんですが、どこもかしこも手づくりでしょ。

そしてそのタルキの上に吉野杉の板を打ちます(野地板)この上に屋根材を施工していくわけですが、

その野地板を裏側から見せてしまうのが、化粧野地などと呼ぶやり方。こちらは弊社のお家でよく登場しますから、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

ここからは屋根屋さんです。先程の野地板の上に、ルーフィングと呼ばれる防水紙を張ります。

そしてこの上に

屋根材(ここはガルバリウム鋼竪ハゼ葺き)を施工していくわけです。

もちろん屋根材で防水はできるわけだけど、万一そこを乗り越えた場合は防水紙で防ぐ。雨の多い日本では屋根でも外壁でもこういう2重3重の考えかたをするわけですね。

はい。ここまでくれば、雨を気にせず室内工事を進めていけるわけですね。

ということで、ではまた次回。よろしくお願いしま〜す。

和歌山・大阪「心地よい木の家づくり」 大彦(株)

 

 

 

 

 

 

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