紀州七代大彦の木の家づくり日記

「ここちよく美しい暮らしのために」
和歌山大阪にて「一軒一軒ていねいに150年」家づくりに取り組み続けています

棟上げ風景③&屋根野地

2019年04月23日 | 家づくり。素材の話(木・左官・工法など)

ふと気づけば火曜日。すっかり更新忘れておりました。

紀の川市粉河のY様家の棟上げの様子。前回で棟(一番高い部分にある構造材)も上がり、メデタシメデタシという所でありましたが、その続き。

弊社は手刻みの構造材を手仕事で組んでいきますから、この辺で一日が精一杯で、続きは翌日以降となりますが、世の中大半の棟上げ(プレカット=キカイ加工)では、もうちょっと進むと思います。

屋根の格好を形作る「タルキ」と呼ばれる木を打つ所まで行く所がほとんどだと思います。

さて、このY様家はなかなか屋根が複雑。格好は良いけれど大工さん泣かせ…なんてのは前回も言いましたね。

これでは伝わらないかもしれませんが、なんだかややこしそうなのは分かってもらえます?

そして、そんな中でも特に、玄関上の小さな屋根の部分が最も複雑。

弊社の大工さんの坂本君が造る前から頭を悩ませ、やっぱり現場でも頭を悩ませながら、造っておりました。複雑な部分はより丁寧にきっちりと納めておかなければ雨漏りの元。「まあええわ」で進むとあとあと大変です。

これらのタルキが打ち終わると

野地板を呼ばれる板を打ちまして、

その上にはルーフィングと呼ばれる防水を施して、この上に屋根材を施工していきます。これが「野地」と呼ばれる、棟上げ後まず最初の工程であります。

実際の現場はすでにもっと先の工程まで進んでおりますので、またご紹介するのをお楽しみに。

今週末は見学会!先週末はまた新しいお家の棟上げ&お家の撮影!他の現場もどしどし進んできておりますし、ご紹介せねばならないことがたくさんあります。

まずは次回は見学会のご案内でも差し上げましょうかね。

和歌山・大阪「心地よい木の家づくり」 大彦(株)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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