紀州七代大彦の木の家づくり日記

「ここちよく美しい暮らしのために」
和歌山大阪にて「一軒一軒ていねいに150年」家づくりに取り組み続けています

無垢の一枚板登場!

2019年07月03日 | 家づくり。素材の話(木・左官・工法など)

皆様こんにちは。今日は無垢の一枚板のお話。

和歌山市有家のM様家。上の写真のように少し前に張られた床の次に、天井なども張られて、ここからは壁を張っていく段階です。壁を張る段階になると、壁につく棚やキッチンなどの先に据え付ける設備や、造り付けの家具なども造っていかなければいけません。

 

そんな時に弊社でよく登場するのが「無垢の一枚板カウンター」

もちろん用途や使う場所によって無垢が常によいわけではありませんが、お家の中心でよく見える部分や常に居るリビングなど、ここぞという所にはやっぱり無垢の一枚板を使いたいわけで、それは弊社に家づくりをご依頼いただいた皆様も期待してくださっているところ。

そんな無垢の一枚板。

こんな銘木市場などで弊社が買い付けてきた材料のストックから使う場合や、銘木屋さんにお客様と一緒に見学に行って決める場合、材木屋さんなどから良品として持ち込まれて弊社が買い取ってストックしている場合などありますが、

共通しているのは、美しさや質など目利きをされている良材だということ。

「木」や「自然素材」だから全て良い!なんてことはなくて、自然のものだからこそきっちりとして目利きをする必要がございます。町中のショップなどであるラフな使い方も良いですし、リノベーションなどでも「何でもあり」みたいな風潮もありますが、やはりどんなものでも使っていいものと悪いものがありますので(固定観念にとらわれているなんて意味ではなく)まずの材料選択はとても大切。

そして、ここは設計者よりも、大工さん職人さん銘木屋さんなど、それを常に扱って触っている人の目の方が大体正しいものです。

さて話がそれそうなので、、

その良材を買ってきたら終わりかというと、全くそんなことはなく、

作業場で大工さんの手によって加工されます。(もちろん最後は手でカンナをかけます)

この際もその材の特性を見て、削り方や加工の仕方が変わりますので、このへんはまさに匠の技。腕と経験のある大工さん「様さま」でございまして、僕なんかでは当然全く手におえません。

料理でいうと、市場で目利きをして素晴らしい食材を買ってきて、丁寧な下拵をした所。

それで現場に運ばれます。これはカエデの一枚板。あとはこれを現場の大工さんが取り付けていくわけです(もちろんその際にも技も経験も必要です)

結構はしょりましたが、大体の流れはご理解いただけましたでしょうか?

そうそう、こちらのお家では

「一位」という希少な木材も登場します。どこに使われるか?お楽しみになさっていてください。

ヒントは

この辺?

答えはまたもうちょっと先に。

和歌山・大阪「心地よい木の家づくり」 大彦(株)

 

 

 

 

 

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