紀州七代大彦の木の家づくり日記

「ここちよく美しい暮らしのために」
和歌山大阪にて「一軒一軒ていねいに150年」家づくりに取り組み続けています

さあいよいよですよ~「墨付け&刻み」

2012年11月06日 | 家づくり現場。職人さん達との打ち合わせ

さてM様家。

先週初めに基礎のコンクリートも打たれ、
先週末にはこんな感じ
Img_0394





基礎を打って1週間弱、いい基礎になるためコンクリートが徐々に固まるのを助けていた型枠も外せる頃です。(今現在外しております)
これを外すと後は廻りの土を堀った部分に戻して、基礎工事は終わり。

さて、作業場に目を転じますと
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作業場に積まれていた無垢の木材(吉野桧&吉野杉)も、
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柱や梁などのお家の構造材となるべく、うちの副棟梁に「墨付け」され
(ちなみにこの写真の大工さんの前にあるベニヤ板が「板図」と呼ばれる大工さん達の構造図。その向こうにある棒は各高さを原寸で書き込んである「けんざお」。カンナや墨壷も見えますね。)

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この様に。
右の写真はちょっと分かり難いけど、左の写真などは色々線が書かれているでしょ。
この様に穴掘ってね。とか切り欠いてね。などと木組みのための指示を直接木の上に欠いていくのが「墨付け」

そしてこの「墨付け」を施されたものを、指示通りに大工さん達が加工していきまして
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Pb020005 Img_0413





こんな加工された部材となります。
ここまでくれば立派な構造材。

よくよく考えてみると、生えてる木を角材にしてそれに複雑な木組み加工を施して、柱梁などにしちゃうわけだかえら、やっぱり日本人ってなかなかスゴイですね~。

さて、棟上げももう目の前ですから、うちの作業場ではピッチをあげてどんどん刻まれております。

後は棟上げの日に、この木達が組まれていくのをお楽しみになさっていてください。

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