では今回から、和歌山市松ヶ丘で完成したH様家のご紹介を。
タイトルはちょっと長いですが「大きなテーブルが生み出す小さなお家の豊かな暮らし」といたしました。
閑静な住宅街の中に建つ29坪のお家。ご主人様は親御さんが設計事務所を主宰されていて(その血もあって建築的なセンスや勘も素晴らしい)、奥様は以前設計事務所にお勤めの経験がある。
とくれば、家づくり関係者は全力で構えてしまうと思いますが、皆様が想像した感じとは真逆で、ご自分たちの知識などひけらかすこともなく、いつも控えめで何でもご相談くださって、とてもいい関係で一緒にアイデアを出し合い、お家を造っていけた感がとてもします。本当にありがとうございます。
お家の設計で、まず気をつけた所は、間口が狭く奥行きが長い敷地なこと。普通にお家を設計すると、南に幅が狭く奥に長い庭になってしまい、そこにリビング・ダイニングが開いても全く気持ちが良くない。なんて事になってしまいます。
だから、道路から見通せない奥側に思い切ってまとまったお庭をとって、そこに対してリビングダイニングを開こう!というのが、設計のとっかかり。
(リビング・ダイニングの南東を見ています。奥にお庭のスペースが見えます)
そして更に大きなポイントが今お使いの大きなダイニングテーブル。打合せを重ねていく際に使い方を拝見するに、食事はもちろん、団欒、勉強、家事、遊び、時に物の避難場所、など様々な事に使われているのだと想像しました。
そんな大らかな使い方で家族の暮らしの中心に座るダイニングテーブルが気持ちのよい場所かつお家の中心に。そしてそこから色々な所に手が届くようなコンパクトなお家に。
(ダイニングとリビングは一体空間)
(ダイニングからは木製窓とデッキを通じて外と一体に。感じの良い緑も忘れずに)
(ダイニング側からリビングを見る奥左手が玄関)
(リビング・ダイニングとキッチンを仕切る大きな造付け収納。左手のスペースにはテレビが納まります。下の引戸の中にはDVDやオーディオ類も。小さなお家は、いろんな物が出張らずスッキリ納まっている事が大切です)
はい。続きはまた次回。お楽しみに〜
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