紀州七代大彦の木の家づくり日記

「ここちよく美しい暮らしのために」
和歌山大阪にて「一軒一軒ていねいに150年」家づくりに取り組み続けています

奇跡の棟上げ!

2018年06月11日 | 豊かな暮らしを拝見

ものすごいタイトルですが、、

梅雨のこの時期は何かと天気がややこしい。ですから午前中だけ雨降っていないとか、午後は雨やむよなんて所をぬって、現場を少しづつでも進めていかねばなりません。

昨日の棟上げもそう。

先週頭は「なんとかなるかな〜」中盤は「雨っぽいけど何とかならんかな〜」金曜日朝は「一日中本降り予報。こりゃだめだ。。もう中止」となりました。というのも、棟上げは一日でお家の骨格(木組)が組みあげられる日ですから、大工さんもたくさん段取りするのはもちろん(これは社員大工ですから大丈夫ですが)、クレーン車、当日搬入する材料など、関係する方も多いので、突然中止にもし難いので。

しかし、金曜の午後日曜日の天気予報が一日「曇り」にかわりまして、急遽中止撤回。

またまたしかし、土曜日の予報では日曜日はまた一日雨に変わっちゃいました。もうしょうがないから当日朝の天気で中止がどうか判断しよう!と。

日曜日の朝、今にも雨が降り出しそうですが雨は降っていませんし、当日の予報でも午前中は何とかなりそうだからから決行!雨が降ると危ないから即中断する気でおりましたが、なんとかもつ。

2時位にはここまで進みましたがまだ降らず。15時位に小降りになったためやめましたが、それでも棟木(一番高い部分の構造材)は上がりましたので、無事「棟上げ」完了です。

お客様の強運のおかげで、奇跡的に棟が上がり本当に助かりました。

棟木の前にお供え物と飾り(「へい」)をあげ、お客様ご家族と弊社で手を合わせ、工事の安全とお客様の弥栄をお祈りして、終わりました。しかし、その手を合わせている際も雨やみましたし、S様の強運は凄いです〜。

今日も一日雨が降りそうで降らないですし。そういえば梅雨って案外、毎年こんな感じなような気もしますね。しばらくはこのようなお天気が続くと思いますが、上手に現場を進めてまいりたいと思います。

S様、おめでとうございました!

あとは、棟上げ完了後ホヤホヤの現場を

土台と柱の納まり。柱を基礎まで落とすのはあまり見ないやり方かもしれません。

難しいですが、構造的には優れていると思います。

柱や梁、梁と梁など、色々な部分の木組みが出来ました。大工さん達が木組みを考え、加工するのに、一月以上かかっているわけですが、組まれてしまうと全くわかりませんね。しかしこれから長い年月を経たり、地震の際などに、大きな差がでてくると思います。

全景はこう。

帰る際に、「一日雨予報なのに、よくここまで出来たな〜」と感慨深いものがありました。

今日はここまで。次回もはりきってまいりましょう!

 

 

 

和歌山・大阪「心地よい木の家づくり」 大彦(株)

 

 

 

 

 

 

 

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