山岳写真や菊さんのつれづれ草


作者の近況・活動メモや作品発表、話題のデジタル写真など、つれづれなる雑感ブログです。

GW連休の立山雪景撮影

2011年05月02日 | 国内撮影

今年のGW前半3連休、1日(日)は崩れそうだが前半の29日-30日の天候は期待できそうなので立山室堂の撮影に行った。希望は穂高岳に登りたかったが、2月末の雪山にて肋骨骨折して2ヶ月、25日に経過検査したところ、骨折した付近は完治しているというが、30kg近い機材を背負っての雪の稜線はちょっと無理らしい。水泳や通常の運動には全く問題無いが残念だ。今回は稜線への登頂はあきらめて、立山室堂周辺の撮影で我慢することにした。早朝6時に大町着、桜開花を迎えている大町公園に立ち寄ってみた。鹿島槍ヶ岳と桜が撮れる山岳博物館前、もう既に車が6台位とカメラマンの三脚が林立している。鹿島槍に若干の雲と若干の春霞、もう1時間ほど待てば桜にも光があたりそうであるが、デジカメで数枚撮っただけで立山まで急ぐことにした。7時30分に扇沢発、室堂には10時前には着いたが外はガスの中、ターミナル内部は外に出れない観光客で大混雑している。途中の撮影も期待できないが、宿泊地のみくりが池温泉に直行する。午後からは温泉とビールでゆっくり休養、明日に期待することにした。翌朝4時30分に小屋上の展望地で黎明と日の出時の撮影、東側の雲と全体的なモヤで光は弱い。大日岳は新雪でスキーの軌跡なども無く真っ白、みくりが池は1箇所のみ口を開けているだけで全て雪の下だ。7時頃まで撮った後に宿に戻り朝食、バイキング方式で豊富な献立は山中の宿とは思えない程豪華である。1日は崩れる予報で、今日1日は撮れると思っていたが、視界はあるが日射しが無い。9時を過ぎると宿泊者は少なくなったがロビーも食堂も日本一の高所温泉に入浴体験する観光客で満員、今日一日は撮影も期待できないので、予定を変更して戻ることにした。風も少なく暖かい連休前半であったが天候は不安定、扇沢に着くと突然の暗雲と雷雨、桜花も葉桜となるであろう。

写真は「黎明の奥大日岳」みくりが池付近より撮影