山岳写真や菊さんのつれづれ草


作者の近況・活動メモや作品発表、話題のデジタル写真など、つれづれなる雑感ブログです。

韓国での山岳写真展に出品

2011年11月28日 | 写真展

2011年11月23日より韓国ソウル美術館で開催の山岳写真同人四季と韓国山影会との合同写真展に出品、27日に帰国しました。会場のソウル美術館は、美術品やギャラリーが集中する仁寺洞通りにある。23日には韓国の写真家や写真団体代表の皆さんが多数参加されて華々しくスタートしました。
私の出品作品は、北アルプス・立山稜線の風成雪をピンクで染めた「モルゲンロートの立山雪稜」

韓国山影会の出品作50点中の多くがデジタルカメラで撮影された作品、山岳写真同人四季の出展作は20点中で1点のみがデジタル作品でした。韓国でもデジタルカメラでの作品が急増しているようです。作品はレーザープリント、作品前面を透明ボードにて保護されており、日本では珍しい仕上げです。山岳写真同人四季では従来からの銀塩プリント・マットパネル仕上げであり新鮮さが感じられた。

雲南四川省の山撮影より帰国

2011年11月14日 | 海外撮影
 
梅里雪山を展望                     亜丁自然風景区の草原とヤンマンユー山
  
四姑娘山を展望                     海螺溝からのミニヤコンガ山稜

11月12日、中国雲南省・四川省の撮影より帰国した。この山域は私にとってはヒマラヤの東部であり、一度は訪れたい山域であった。ここは東流する長江やラオス・ベトナムに南流するメコン川やサルウイン川の源流であり、ヒマラヤ高地より続く3000~5000mの高原地帯でもある。四川省の成都にて国内線に乗り換えて雲南省の西北部・シャングリラ空港へ飛ぶ。これより四駆のパジェロにて梅里雪山・亜丁山岳・四姑娘山・ミニアコンガ山域へと、大地震の被害で崩壊した未舗装の道路を走行すること合計3000kmの長旅であった。天候には比較的恵まれたが、四川省北部になってから降雪があり、四姑娘山やミニヤコンカの新雪の山稜も撮影出来た。経済発展が著しい好景気の影響で観光開発や道路建設のラッシュ、外国人より高級カメラを手にしたリッチな中国人ツアー客が目立っていた。新雪や紅葉の添景に恵まれたが、次回には新緑や高山植物の時期にも行ってみたいものである。

●北アルプスからヒマラヤへ「山岳写真の鈴木菊雄館」もご覧下さい。