梅里雪山を展望 亜丁自然風景区の草原とヤンマンユー山
四姑娘山を展望 海螺溝からのミニヤコンガ山稜
11月12日、中国雲南省・四川省の撮影より帰国した。この山域は私にとってはヒマラヤの東部であり、一度は訪れたい山域であった。ここは東流する長江やラオス・ベトナムに南流するメコン川やサルウイン川の源流であり、ヒマラヤ高地より続く3000~5000mの高原地帯でもある。四川省の成都にて国内線に乗り換えて雲南省の西北部・シャングリラ空港へ飛ぶ。これより四駆のパジェロにて梅里雪山・亜丁山岳・四姑娘山・ミニアコンガ山域へと、大地震の被害で崩壊した未舗装の道路を走行すること合計3000kmの長旅であった。天候には比較的恵まれたが、四川省北部になってから降雪があり、四姑娘山やミニヤコンカの新雪の山稜も撮影出来た。経済発展が著しい好景気の影響で観光開発や道路建設のラッシュ、外国人より高級カメラを手にしたリッチな中国人ツアー客が目立っていた。新雪や紅葉の添景に恵まれたが、次回には新緑や高山植物の時期にも行ってみたいものである。
●北アルプスからヒマラヤへ「山岳写真の鈴木菊雄館」もご覧下さい。