- 教本として「サックス教本」、歌って音の響きを知るために「移動ド唱法の練習」
- 演奏用として「リード3枚以上」音程の確認に「チューニングメーター」
- スマートフォンにピアノのアプリ(移動ド唱法の練習や実音を確認するため)
「移動ド唱法の練習」は音の響き(サウンド)を知るために必要だと思います。
終止、半終止、移調、転調など様々な音楽の要素が小曲の中に詰まっています。
リードは良い、悪いは見た目では分からないので交換して使ってみて
鳴りやすいものをその都度選んで使います。できるだけ柔らかいものを選びます。
サックスを持って初めて教則本を開くと楽器や楽譜の説明の次に上のような楽譜の順番で演奏が
始まり行われていきます。しかし、ちょっと考えてください。
ここにはサックスで音を出す方法は書かれていないのです。
この楽譜を見て、運指表を見て音を出せと言われても無理ですよ・・ね!
音楽教室では「マウスピースを軽くくわえて、静かにゆっくりと息を吹き込んで
ください。そうすれば音が出ます。」ではどうぞ!てな具合で始まると、
次の日、次の日とどんどんテキストは進んでいきます。
そして、指は運指を覚え、早い動きが出来るようになる。
しかし、音は「静かにゆっくりと息を吹き込んで!」と言われた域を出ない。
ここで多くの人は挫折してしまうのです。
これから始める練習方法ではそのようなことはありません。
まずは、2オクターブ半から3オクターブの音が出せることと
タンギングはダブルタンギングができる状態をサックス演奏の
スタート地点と考えています。是非この新しいメソッドを試してください。
ここでは音を出すことと同時にを2種類のタンギングを覚えます。
下の音階をピアノのアプリなどを使って実音を確かめ声を出して歌う。
サックスの譜面でキーがC というとこのような楽譜になりますが
これは各楽器の譜面上の表記で実音ではありません。
この表記をアルトサックスE♭とテナーサックスB♭の実音では下記の1オクターブ下になります。
サックスは音が出せる機械です。リードを十分に安定的に振動させると音程も安定します。
1・舌をリードに押し付けて息を吹き込むと同時に離す「タ」「ta」
2・舌を動かさずに喉で息を断続的に切る「カ」「ka」
マウスピースを包むような口の形で唇の両脇から息がもれなようにします。
最初は力が入りますが慣れるにつれて力は抜けます。息のもれない形を覚えるのがテーマです。
注意・タンギングで「トゥ」や「ク」などは口が閉じることになり結果としてリードが押さえられ振動が妨げられます。
Aのようにリードに全く圧力がかからない位置で下唇を前歯の上
に巻き 込んで息がもれないようにしてから息を軽く吹き込みます。
この時リードに舌を軽く触れ息を吹き込むと同時に「ター」と
タンギングをします。
コントロールされない「バリ、バリ」とした破裂音のような音が出ます
次は舌はリードに触れずに息を吹き込むと同時に喉で「カー」と発声する
要領で息を吹き込みます
コントロールされない「バリ、バリ」とした破裂音のような音が出ます
音程は気にせずに軽く!「バリ・バリ」の音が出ればOK!
次の「音をコントロールする」も同じ音とタンギングで!息を軽く吹き込みます
リードの振動が少しだけおさえれ破裂音的な部分がなくなります。
リードへの接触圧力を最小限にすることが課題です。
〇下のBのようにマウスピースに対し歯の位置が浅すぎるためか
圧力がかかりすぎてリードがおさえられ息が入らなくなっている。
〇リードの厚さが厚すぎてリードが振動しない。
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